産婦人科医のための女性保健医療セミナーでうれしかったこと。
産婦人科医のための女性保健医療セミナーはその前身からすると、どんどんとメンバーも増え、研修の内容も発展し続けています。私が今回参加して、とてもうれしくて、ホッとしたのは。
もう何年前になるでしょうか。少なくとも10年以上前、いえ、15年以上前になるでしょうか、ずっと参加されていなかったK先生がこの度参加されていた事。いつもその先生が参加されていないことが毎回気になっていて。実は、その先生が参加されなくなったのは、私のせいではないかと、ずっずっと心に引っかかっていたのです。高校生の援助交際を巡って、先生が言われたことに私が反論をして。その反論が後で考えると、とてもえげつなかったなあと。それっきりずっと来られていませんでした。いつか、お話しなければと思い続けて、時が経っていました。
この度、参加メンバーの紹介の時、アアッ、来られてると。お話に行かなければと思っていたら、休憩の時にその先生から私の席に来られて。そして、「障がい者の性教育」について尋ねられたのです。その時、近況もお聞きしました。知的障害のある人の性教育について、私はこの頃ずっと講演を続けているので、もしかして、そのことをブログなどで見られているのかもしれません。私は喜んで、持っていたパソコンから、特別支援学校や養護学校の職員研修などの時に作ったスライドをいくつかと、それに障がい児・者の性教育のための本の紹介などのスライドをK先生のパソコンにコピーしました。どうぞ、参考にして下さいと。うれしくて。
私の心のつかえが今回の参加で取れました。
もう一つ。家族計画協会が長年続けている「思春期電話相談」の中から多い質問をビックアップして作られた本を頂きました。
Fは女性向け。Mは男性向けというか、それぞれの質問と回答が記されています。これが、様々な悩みに簡潔にでもポイントを外さずにしっかり応えられており、とてもいい本だと思いました。私の胸にピタッとはまりました。それも一冊100円ブラス税と手ごろで。今度の性教協中国セミナーで販売をしようと思います。ご紹介まで。
『河野美代子からだの相談室』
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ぜひ覗いてみて下さい。
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