私たちの仕事はいい仕事?
先日、オフィスギネコロジストの会、いわゆるビル開業の産婦人科医の集まりがありました。いつも三人が情報提供をします。自分が読んだ中の面白かった本の紹介をしたり、趣味の尺八の話だったり。この度も、お一人の先生が家族でアメリカに行った話、それも飛行機はビジネスクラスを利用された話等をされ、うらやましいことでした。
その後の雑談で、いつものようにいつまで仕事を続けるかの話になりました。私は、二番目の年寄りです。一番の先生は、いまも週一回、ゴルフに行ったり、冬はスキーに行ったりで体を鍛えているのだと。私より少し年下の先生は、診療を午後4時までにして、のんびりしているのだと。するとやっぱり赤字になったそうですが、ストレスがほとんどなくなったと。
すると、一人のドクターが、それにしても、いい仕事ですよねえと言いました。人にありがとうございましたと感謝の言葉を言われて、お金までもらえるのだからと。ああ、この人はなんと幸せな仕事ばかりしているのかと思いました。私は言いました。
「それはちがうよ。責任ある厳しい仕事をしているんよ。1000人に感謝されてもね、一人、たった一人に、おまえ、何しとったんやて言われたら、それは苦しいものよ。そういう厳しい仕事をしているのよ。」と。
それと、つくづく思うのです。私たちの仕事は、ボランティアだと。その意識が無いとやっていけないと。
先週のある日は、夜中までかかって警察の供述書を作り、一昨日は日曜日でしたが、夜遅くまで緊急の診療をし、昨日は、ある事件のことで診療後検察庁に行き事情聴取・・。もう一度行くことになりました。
それでも、それらに生きがいを感じるからこそできることであって。とても「お金」では、換算できることではありません。
「いい仕事ですよねえ」と言った先生に、トラブルが発生しません様に・・。
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