性被害ワンストップセンターについて。
「性被害ワンストップセンターひろしま」について、昨日の中国新聞に記事が出ました。
とてもよく書いてあります。ただ、残念なのは、広島県の統計が「年代別が20代以下が41%」となっていること。10歳未満の子どもと、10代の少女たちと、20代の女性たちをひとくくりにするという事には、とても抵抗があります。私はずっと診療の場だけでなく、性教育にかかわってきているので、10代と20代は全く違う。まして、10才未満の子どもへの性暴力には、猛烈に腹がたっています。大阪の性暴力救援センターSACHICOの統計には、きちんとこれらが出ています。私たちは、統計は、県のもの以外は使わないようにと言われています。マスコミにも、講演にも。
それは残念なのですが、広島のワンストップセンターが大変忙しくなって、みんながフル回転であることはこの記事で分かった頂けるかと思います。
それと同時に、昨日大騒ぎだったのは、この記事です。
https://wwhttps://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-10-27/2019102701_04_1.htmlw.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-10-27/2019102701_04_1.html
平成31年度の全国のワンストップ支援センターの運営費を安倍政権が8000万円も削減したということ。何とその根拠、計算を「一日平均8時間、単価時給1000円、2人体制」の人件費としたと。なんと。電話の前にいる人だけでなく、病院や警察に付き添ったりすることは、またく考慮されていないのですね。後のことはボランティアでしろという事なのでしょうか。だって、性暴力ワンストップセンターは、24時間体制でしろというのは、国の方針なのに。それに、家賃や研修費など、お金のかかることはたっくさんあります。
各都道府県と国が半分ずつの助成をするということになっているのに、国がこうだと、現場はどうなるのでしょう、全く。アメリカからの軍用機の買い付けや、海外には大金をばらまいて、国内のこんな大切な事の予算はどんどん削って行く、本当に情けない政府です。
これらに対して、政治家の方たちが、おかしいと声を上げなければならないでしょう。たちまち私たちの活動に関連することなので、途方に暮れそうです。
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