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デニ・ムクウェゲ医師の講演から

10月6日のコンゴのデニ・ムクウェゲ医師の講演会は写真禁止、最後に主催者からのお礼と記念品の贈与の時のみ撮影許可となっていました。これは、最後に主催者の代表の渡辺朋子さんから記念品を渡す所です。司会のピースボート・アイキャンの川崎哲さん、ムクウェゲさんと通訳の大村祐子さんです。

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ムクウェゲさんのお話。

コンゴは、鉱物資源が豊富な地。広島の原発のウランはコンゴで採掘された物でした。今私たちが使っているスマホやパソコンに使われる鉱石コルタンの8割がコンゴに眠っています。

コンゴの武装集団は、1996年10月6日、くしくも広島で講演されるその日、ムクウェゲ氏が勤務している病院を襲い、30人の犠牲者が出ました。その時、生きたまま埋められた女性の助けを求める声が今も耳に残っていると。そこから始まって、コンゴでは、今に至るまで資源を求めての襲撃が続いています。コルタンが眠っている村を支配するために組織的に武器としてレイプを考えだしました。村を襲撃し、24時間のうちに次々と女性たち、時には男性のことも襲います。あらゆる年代の。ムクウェゲ医師が手当したのは6カ月の赤ちゃんから、80才の方まで。家族の目の前で襲い、レイプした後に、女性の性器を破壊します。この武器は、安価で効果的です。これらは、命令の元に組織的に行われます。

眼の前で女性たちが犯されるのを見た男性たちにも深いトラウマを与えます。性器を破壊された女性たちはその後子どもを産めなくなり、人口減少につながります。家族みんなその村から逃げだし、武装勢力は資源豊富なその地を手に入れます。そのレイプにより妊娠した女性は、襲った兵士の子を産むことになり、その子は嫌われ、暴力の元に育ち、暴力しか知らない子に育ちます。

そのような状況が続く中で、このような状況をどうすればいいのかとムクウェゲ氏は語られます。

明日に続きますね。

 

 

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