「8.6ヒロシマ平和の夕べ」河合弘之さん
昨日のカープ本当に疲れました。試合中は、暑くてたまらなかったけれど、稲垣ホームの友美さんと優君と楽しく過ごしました。でも、一点差で負けて家に帰ると、ぐったりでしたね。「一点差の負けは監督の責任」と言われるけれど、これがずっと続いているのですもの。もうこれでカープは終わりかも。
台風が心配ですが、私は今日から大分行です。今日の内に墓掃除。そして墓参り。河野の実家の当たりでは、墓参りは二回しなければならないのです。お迎えとお送りと。それに地域のお盆の行事も。墓掃除しても、台風で・・。地域の盆踊り、初盆の方たちのお盆行事、雨風の時どうなるのかしら。ま、なるようにしかならいでしょう。私がもっとも苦手なのは、やぶ蚊です。お墓は山の中です。どれだけ虫よけでカードしても、厚手のズボンの上から刺されまくります。いつぞやは、あんまり沢山刺されて、震えが来ましたもの。
さて、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の事、今日でいったんけじめです。
今年の平和講演は、弁護士の河合弘之さんにお願いしました。「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ、原発再稼働」のタイトルでお話頂きました。河合さんは、脱原発弁護団全国連絡会・共同代表。伊方原発運転差し止め広島裁判の弁護団長。映画「日本と原発」シリーズの製作・監督でもあります。
大きな声で迫力のある講演、今の日本と世界の状況。これから先、日本が進べき方向等とても分かりやすく話して頂きました。
これも、さとうしゆういちさんのフェイスブックから頂きますね。
8・6ヒロシマ平和の夕べ 河合弘之さん講演(骨子)
・アメリカは今でも原爆を使ったことは反省していない。
・戦後は、原爆は大国限定で認め、他の国には原発のみを認め体制をつくった。原発で核兵器産業が儲かると言うこともあった。
・原発と原爆は本来表裏一体。だから、反核運動をやっている人は原発に反対しないといけないし、反原発運動をやっている人は核兵器に反対しないといけない。
・核兵器に反対することについては反感は少ないが、原発に反対することは、(特に3・11以前は)国・電力会社・経済界などからなる原子力村の利権に関わることで、反感・憎悪の対象になった。
・再稼働が止まらないのは「今だけ、金だけ、自分の会社だけ」だから。原発をなくした場合、設備を一挙に減価償却しなければならず、会社が赤字になるのを恐れている。
・また、一部の政治家には核兵器の保有能力を潜在的に持っておきたかった。しかし、そもそも日本で6回も核実験をする場所はない。
・フクシマを忘れてはいけない。子どもの甲状腺ガンは100万人に1人の珍しい病気だが、フクシマでは367000人に対して200人もの患者が発生している。「スクリーニング効果」があったにしても、あまりにも多すぎる。
・政府は「原発事故の影響は考えにくい」とし、逃げている。完全否定はしないが、影響がないことを前提に政策を進めている。
・なぜ、被害者への差別が起きるか?それは、被害がなかったことにしたいことの裏返しである。
・原発は自国にのみ向けられた核兵器だ。
・日本は面積あたりの地震が世界平均に対して130倍も起きる国だ。そんな国が原発を絶対つくってはいけない。
・パリ協定は、先進国側が途上国側に再生可能エネルギー(発電所)を売ることでこれまでの先進国vs途上国の対立を解消した画期的な協定。アメリカはトランプは離脱したが、大きな州や民間レベルでは勝手にどんどん再生可能エネルギーを進めている。
・再生可能エネルギーは大きくコストダウンしている。他方、3.11を受けて安全基準が厳しくなった原発は割に合わなくなっている。日本はこのままではおいていかれる。
・とはいえ、NHKや日経新聞が再生可能エネルギーでこれ以上おていかれるとまずいという問題意識を持っているようだ。
・最終的には日本でも原発より再生可能エネルギーになるだろうが、「果報は寝て待て」ではいけない。それまでに日本でもう一度原発事故が起きたら、アウトだから。原発をいますぐやめさせることと、再生可能エネルギー推進を両方やっていく必要がある。
講演終了後、水戸喜世子さんから、サプライズで「ノーベクレル賞」が河合さんに授与されました。
さとうさん、ありがとうございました。
水戸さんからノーベクレル賞の授与がされている所です。
来年は、被爆75周年です。来年に向けて、もうこれから始動です。
もう一度、ほんとうに皆様ありがとうございました。参加して下さった方、講師の方々、熱くお礼申し上げます。
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