「誰がために憲法はある」続きです。
原爆朗読劇「夏の雲は忘れない」は、本日の三次市で広島県最後の公演をされます。多くの女優さんたちが33年間もの間続けてこられた事、本当に頭が下がります。そして、映画「誰がために憲法はある」で、そのはじめと終わりに憲法の前文を力強く語られた渡辺美佐子さんは、もう87歳だと。映画の中で、というか、夏の雲は忘れないの中でというか、とても気になったこと等がありましたが、それは昨日からずっと考えていて、結局、言わないことにしました。枝葉末節な事を言って、この活動そのものに対してのクレームにしてはいけないと思ったからです。
ただただ拍手ですね。お疲れ様でしたと。映画の中にもありました。様々な所で、子どもたちと一緒にこの朗読をしていらっしゃること。その現場を映画に載せたかったけれど、校長の許可が出なかったと。情けないですね。教育現場。でも、ご一緒した子どもたちの中には、確実に残り続けることでしょう。
昨日、私は、被爆者の証言を多言語化したいと活動をしている方たちにお会いしました。ああ、ここにも努力している人達がいる。そう力強く思いました。多言語化して、世界中に被爆者の体験と思いを届けて、それを翻訳して届けるという活動をした方たちがそれぞれの場で、それだけでは思い足りなくて、さらなる活動をしていく・・・。今、その方たちは世界中に200人ほどだと。
広島にいて、広島で今も目白押しの様々な活動が、まるでツボの中のように、広島だけで留まるのでなく、日本中に、世界中に広げていかなければ、という思いは一致するのです。さらに、若い人たちにどう続けていくのかも。
私たち、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」も、マンネリだと指摘される方がおありです。でも、被爆者がまだいる限り、その被爆者の体験と思いを聴き続けたい、いつかは被爆者は誰もいなくなるのですから。そして、沖縄からも、福島からも。私はマンネリでも構わないと思い続けてきました。これ以上、多くの場に広げていくのは、私の力では無理だね。これが精いっぱいとも思ってきました。とにかく、続けて行く事。途切れることなく。それが私の務めと思っています。世界に広げるのは、他の方たちに任せましょうと。
昨日は、市役所の記者クラブにフライヤーの投げ込みに行きました。マスコミの方にも目にとめて頂ければとの思いで、毎年投げ込みをしています。これだけの方たちが来て語って下さるのですからと。でも、なかなかです。めげずに頑張りましょう。
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