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RBG最強の85才

昨日は、ワンストップの会議、集まりがあるのは、夕方からだったので、お昼に映画に行きました。

もともと、そんなつもりはなかったのですが、先日、子どものためのシェルター、ピピオの家のボランティアスタッフ養成講座でお話をしたところ、その翌日に、その講義を聞いお一人の方がわざわざクリニックを尋ねて来て下さいました。映画のチラシと、上映スケジュールのチラシを持って。もう、広島では来週、7月4日までですと。

Rbg

私は、かすかにこの映画のことを知っていただけだし、見たいとも思っていなかったのですが、チラシを見て、これはと思いました。行かなくては。

映画の公式ホームページはここにあります。

http://www.finefilms.co.jp/rbg/



933年ニューヨーク、ブルックリンで生まれたルース・ベイダー・ギンズバーグ。弁護士時代から一貫して女性やマイノリティの権利発展に努めてきた彼女は、1993年にビル・クリントン大統領に女性として史上2人目となる最高裁判事に指名される。以降も男子大学の女性排除、男女の賃金差別、投票法の撤廃などに、弁護士時代と変わらぬ視点から、法の下の平等の実現に向けて果敢に切り込んでゆく。若者を中心に絶大な支持を得る「RBG」はいかにして誕生したのか?彼女を良く知る家族、友人、同僚が母として、友人として、働く女性としてのルースの知られざる素顔を語り、彼女を支え続けた夫、マーティンとの愛溢れるエピソードも描かれる、全米大ヒットのドキュメンタリー。


見終わって深い感動に包まれました。まだまだ女性差別が大手を振っていたアメリカ。そこで子育てをしながら弁護士となり、ひたすら性差別と闘い、最高裁まで行った事件の裁判を勝ち続けました。相手は大企業であったり、軍隊であったり。

映画の中には、「おんなじだ」と思われる言葉が沢山出てきました。私が医師になった頃、まだ女の産婦人科医が今では考えられないほど少なかった頃。結構苦労したものです。胸が潰れるほど悲しい思いも沢山しました。そして、今、もういつ引退をしようかと考えるような年になっています。映画を観終わって、つらつらと振り返りました。

あらためて、全ての女性たち、とくに仕事をしている女性たち、この映画を見て欲しいと思いました。この世界にこんな人がいる。アメリカを変え、そして、それは世界に広がっています。高齢となった今、トランプ氏が次々と差別政策を行い、最高裁の判事に保守の裁判官を任命することで、アメリカ中の法廷も逆行するような判決を出すという状況になっています。

だからこそ、彼女が最高裁の判事であり続けることに意義があり、判決に対して「少数意見」として出される彼女の「言葉」が若者たちに熱狂的に受け入れられる、ほんとうに素晴らしい事です。

再度、沢山の女性たちの鑑賞をお勧めします。

 

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