« 「暮しの手帖」の本二冊 | トップページ | 「広島車いすダンスくらぶ」の定期公演のお知らせです。 »

映画「主戦場」

昨日の夜、横川シネマに「主戦場」を観に行きました。早めに行ったのに、フロアはものすごい人。補助席も出しての券は前売りで売り切れていました。昨日が初日で、ミキ・デザキ監督が来場してトークがあるというのも、人気だったのでしょう。

1_21

従軍慰安婦について、対立する人達が存分に持論を展開します。先日、この映画に出演した保守派の人たちが「だまされた」「上映中止を」と記者会見をしたと報道されました。でも、映画の中で、実に生き生きと持論を展開した方たちが、これだけしゃべらせてもらってるのだから、かえって感謝してもいいくらいだと思います。彼らの意見、論拠が良ーくわかりましたもの。

後のトーク、これも素晴らしかったです。超満員の会場から沢山の手が上がって。様々な方たちが質問し、誠実に、楽しく答えられました。そのトークの様子、写真を撮りたかったけど。禁止で残念。監督、襲われないように気を付けないといけません。

パンフレット買いました。そして、監督にサインをしていただきました。宝物になりました。

2_30


パンフの中です。

4_15

様々な人が語った、その中で、杉田水脈氏のばかさ加減、特によーく分かりました。日本会議のボスが意外な人であることも。そして、感動したのは、保守の論客で、櫻井よしこの後継者といわれていた人、日砂恵ケネディさんの語りです。この方は、「南京大虐殺の信ぜざるを得ない決定的な証拠を見て、そして、自分自身が信じていたことが変わった」と証言しました。さらに彼女は「これで自由になれた」と重く語りました。

監督は、ケント・ギルバート氏も藤岡信勝氏も櫻井よしこ氏も「歴史学者ではない」と。まして、杉田水脈氏は何ものでしょう。今、女性の歴史やジェンダーを研究している学者さんたちが杉田氏を訴え、先日その第一回公判が開かれた事を思いながら、彼女の無茶苦茶な差別発言をききました。

これは、やはりもっと多くの方に観て欲しい映画です。監督さんは、かれらへの反論の記者会見をされるそうで、その準備が大変そうでした。でも、出演した方たちは、「上映中止でみんな見るな」ではなく、それぞれの重い思いを知る場として、多くの方に観てもらいたいと言えばいいのに。少なくとも、そういう記者会見をすることで、さらにこの映画の宣伝になり、多くの方が知ることになって、逆効果でしたね。

監督が、かれらの記者会見に対して反論されている動画がここにあります。これを見ると、全く問題ないことがよく分かります。パンフにサインをしてもらう時に、「記者会見、頑張って下さい」というと、さわやかな笑顔で「頑張ります!!」といって下さり、しっかり握手しましたよ。

https://ceron.jp/url/www.youtube.com/watch?v=6WdVrzp40bg

 

横川シネマでは、6月23日までこの映画が上映されます。最後に持って帰ったチラシの裏の写真です。一番下に上映の予定が記されています。

3_22


『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

|

« 「暮しの手帖」の本二冊 | トップページ | 「広島車いすダンスくらぶ」の定期公演のお知らせです。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「暮しの手帖」の本二冊 | トップページ | 「広島車いすダンスくらぶ」の定期公演のお知らせです。 »