映画「主戦場」
昨日の夜、横川シネマに「主戦場」を観に行きました。早めに行ったのに、フロアはものすごい人。補助席も出しての券は前売りで売り切れていました。昨日が初日で、ミキ・デザキ監督が来場してトークがあるというのも、人気だったのでしょう。
従軍慰安婦について、対立する人達が存分に持論を展開します。先日、この映画に出演した保守派の人たちが「だまされた」「上映中止を」と記者会見をしたと報道されました。でも、映画の中で、実に生き生きと持論を展開した方たちが、これだけしゃべらせてもらってるのだから、かえって感謝してもいいくらいだと思います。彼らの意見、論拠が良ーくわかりましたもの。
後のトーク、これも素晴らしかったです。超満員の会場から沢山の手が上がって。様々な方たちが質問し、誠実に、楽しく答えられました。そのトークの様子、写真を撮りたかったけど。禁止で残念。監督、襲われないように気を付けないといけません。
パンフレット買いました。そして、監督にサインをしていただきました。宝物になりました。
パンフの中です。
様々な人が語った、その中で、杉田水脈氏のばかさ加減、特によーく分かりました。日本会議のボスが意外な人であることも。そして、感動したのは、保守の論客で、櫻井よしこの後継者といわれていた人、日砂恵ケネディさんの語りです。この方は、「南京大虐殺の信ぜざるを得ない決定的な証拠を見て、そして、自分自身が信じていたことが変わった」と証言しました。さらに彼女は「これで自由になれた」と重く語りました。
監督は、ケント・ギルバート氏も藤岡信勝氏も櫻井よしこ氏も「歴史学者ではない」と。まして、杉田水脈氏は何ものでしょう。今、女性の歴史やジェンダーを研究している学者さんたちが杉田氏を訴え、先日その第一回公判が開かれた事を思いながら、彼女の無茶苦茶な差別発言をききました。
これは、やはりもっと多くの方に観て欲しい映画です。監督さんは、かれらへの反論の記者会見をされるそうで、その準備が大変そうでした。でも、出演した方たちは、「上映中止でみんな見るな」ではなく、それぞれの重い思いを知る場として、多くの方に観てもらいたいと言えばいいのに。少なくとも、そういう記者会見をすることで、さらにこの映画の宣伝になり、多くの方が知ることになって、逆効果でしたね。
監督が、かれらの記者会見に対して反論されている動画がここにあります。これを見ると、全く問題ないことがよく分かります。パンフにサインをしてもらう時に、「記者会見、頑張って下さい」というと、さわやかな笑顔で「頑張ります!!」といって下さり、しっかり握手しましたよ。
https://ceron.jp/url/www.youtube.com/watch?v=6WdVrzp40bg
横川シネマでは、6月23日までこの映画が上映されます。最後に持って帰ったチラシの裏の写真です。一番下に上映の予定が記されています。
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