性教協例会「いろいろな私たちの性」模擬授業
昨日は、午前中、性教協広島サークルの例会でした。今回は、眞野豊さんの模擬授業「いろいろな"私たちの性"」でした。
会には、お若い方、特に教師の方々も来られていて、うれしいことでした。眞野さんの模擬授業は、実際に小学校4年生に行われた授業を元に行われました。今度、7月の全国セミナーで発表して頂きます。以下、昨日頂いた資料を基に。
まず、授業の背景として
なぜ性の多様化の授業化が必要なのか
・性的マイノリティーに係る文部科学省の通知は、(主に性同一性障がいの)当事者への個別的支援が中心。
・「性的マイノリティが抱える問題は差別問題であって、当事者ではなく周りの生徒への指導が無ければ成立しない」
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個別的支援から授業へ
LGBT差別が起こる理論的な構造は
異性愛規範・ジェンダー規範(男らしさ・女らしさ)
同性愛嫌悪・トランス嫌悪
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必要なのは「常識や思い込みを問う実践」であると。
模擬授業では、
小学校低学年:多様性や自分らしさを大切にした、違いを認め合う素地づくり
小学校中学年・高学年:多様な性のありようを理解する
中学校以降:人権課題としての解決を目指す
模擬授業では、まず子どもたちが使っている言葉を題材に、性的マイノリティのステレオタイプを揺さぶります。
問:「ホモ」や「オカマ」という言葉からどんなことを連想しますか?
様々な回答がありました。
おねえ、マツコ・デラックス、変な人、いじめられる、かわいそうな人、男なのに女みたいな、笑われている、怖い、おかしい・・・。
この後、GT、DVD、漫画などを使って、複数の実在の当事者と出会わせます。眞野さんは、自分自身の事、自分が小学校のみんなの頃、同であったかの体験も話されます。
眞野さんの授業や提言を元に糸島市の広報の方が漫画を作り、公開されました。
それは、ここにあります。
http://kyushu.ebpark.jp/itoshima/pdf/koho_itoshima_190515.pdf
この項、まだ続きます。
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