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性暴力ワンストップセンター新規支援員養成講座・福山

昨日は、性教協の仲間と少しだけ会ってお話をしました。母子家庭の人達に、三人で親向けと子ども向けの役割分担をして性教育を行うとのこと。親子一緒にというのは、とても難しいのですね。焦点をどこに当てればいいのかが。素晴らしい。みんなそれぞれに頑張っています。

 それから、夜遅くまでかけて、私の2018年度の特別養子縁組あっせん事業の資料整理を行いました。書類をきっちり作ります。中でも、赤ちゃんだけでなく、養親と、それから実母のケア。養子縁組が決まった後も、これらを丁寧にしなければなりません。それらの資料、ラインでやり取りしている事、写真なども、もしも私が撤退した後、後を引き継ぐ人が見てもすぐにわかるように整理しておかなければ。

そして、思います。やっぱり性教育が必要だと。産めない、育てられないのに妊娠してしまった女性がとても大きな負担を担います。その一方で、特別養子縁組の背景には、無責任な男たちの存在があります。彼女たちがどんな思いをして出産し、その子を泣きながら手離していく、それを知らないままだったり、目をそらしたままだったり。男たちへの性教育を本気でしなければ。

今、緊急避妊薬をオンラインで買えるようになるのできるようにというのと、それだけでなく、誰でも薬局で買えるようにという、女性たちの声があります。私、今のような性教育が十分にできない時、エリート大学生が集団レイプをしたりする時代。そうそう、東大医学部の超エリート、司法試験にも合格し、数々のクイズ番組でその頭脳を見せている彼が、女性を妊娠させ、中絶させたという記事も見ました。その時に、彼女が妊娠してびっくりしたという言葉が載っていました。避妊もしないでセックスをすれば妊娠するのは当たり前。びっくりだなんて。それに、中絶した後、他に女性ができたからと離別を持ち出し、こうして週刊誌沙汰になっている。やっぱり教育ができていないのですよ。そういえば、受験校の性教育はほとんどなされていない実情があります。何度もこのブログで言っていますけれど。そんな今、避妊をしないセックスで、後から薬を飲んでおけばいいと考える男たちも増えるだろうなと。緊急避妊は、性教育がしっかりできている国でこそ、手軽に無料や安く手に入るという、そこの「教育」という所をすっ飛ばしてはいけないと思うのですが。

政治家やエリート官僚たちのセクハラに関しての考え方や行動を見ても、性教育を学んでいないというのが基本にあります。そんな情けない思いを新たにしながら、資料整理をしました。

性暴力のワンストップセンターの新規支援員の養成講座が福山であります。ワンストップセンターには、本当に沢山のSOSがあり、みんなフル活動です。県内全域、特に福山地方からのSOSも沢山あり、それに伴い、東部の支援員がもっとたくさん必要になりました。NPOの理事長である北仲先生や、弁護士さんやカウンセラーの方たちの講義、私は、最終日の講義を受け持ちます。多くの皆様の受講を期待いたします。

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