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性教協例会「いろいろな私たちの性」模擬授業・続き

昨日の眞野豊さんの模擬授業「いろいろな私たちの性」の続きです。

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次に、「性のグラデーションスケールを用いて性の多様性を理解させる」。

まず、子どもたちに「男らしさ、女らしさ」とは何かを問います。男らしさには、ムキムキ(筋肉が多い)、泣かない・・・。女らしさには、やさしい、料理上手・・・など。でも、例えば、男だって、泣きたい時はあるし。女には筋肉が無いことは無くて、鍛えれば、ムキムキの女性もいるし、料理がうまいと言っても、男の料理上手は沢山いて、料理店のシェフなんて男もとても多いし。と、揺さぶります。そのうえで、グラデーション・スケールを用いて、自分自身の性を理解させます。子どもたちに配ったものにグラデーションが書かれています。配られた物を写真に撮ったので、少しゆがんでいますがごめんなさい。

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それを使って、まず眞野さんが、私の場合はとスケール上に自分自身の印をつけます。これについての注意点。これもとても大切なことなので。
①両極にある「女性」及び「男性」は本質的な物でなく、とりあえずの仮定とする。
②性のあり方は、プライバシーに関する大事なことなので、無理やり聞きだしたりしないことを約束する。

①は、体の性、②は心の性、③は好きになる性。いずれも全く100%、どちらかという事ではないことが多いですね。私の場合、特に心の性は大分男性寄りです。

「性をグラデーションでとらえることで、性的マジョリティ/性的マイノリティの境界を揺さぶる。」

これらの授業を受けて子どもたちの「ふりかえり」です。

・男まさりと言われたり、お兄ちゃんに間違われたりするのが嫌だったけど、私は私でいいんだと思いました。
・同性を好きになってもおかしいことではないと分かったのでよかった。
・自分は好きになる性はわからないけれど、折り紙が得意で几帳面な所があるので、心の性はすこし女性よりにしました。
・いろんな性の人が身近にいることを知りました。そういう人を否定せず、いろいろな角度から人をみて行きたい。
・「オカマ」を遊びで使っていたけれど、は傷つく人がいることを知った。これからは注意できるようになりたい。

そして、眞野さん自身が本授業を通して討議したい事柄を述べられています。

①差別語を授業の中で提示することの有効性と危険性
②教師が自己開示することの有効性と危険性
③LGBTという言葉を用いるべきか
④性のグラデーションスケールに、「体の性」を含める事の是非
⑤二極のグラデーション・モデルの有効性と限界(マイノリティ/マジョリティの境界を揺さぶる効果があるが、男女の枠組みを保存)
⑥平面モデルなどの他の説明の仕方の可能性

私は、眞野さんの授業の途中まで(眞野さんの後に何人かの参加者が自分のスケールを説明する所まで)しか参加していなくって、残念で申し訳ないことでした。今度の全国大会では、フルに聴くのを楽しみにしています。

明日は、この模擬授業とは別なのですが、「おっさんずラブ」について書きますね。

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