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彩蔵でのランチ会続きです。

集まった八人は、両親や連れ合いの介護を経験したり真っ盛りの人が多いので、どうしても介護の話が中心になりました。

なかでも、Yさんは、私が知り合った時から奥様の介護をなさっていました。ずっとずっと、もう26年間。植物状態になってから、16年。「褥瘡一つ作っとらんよ。」と。すごいねえ。良くやるねえというと、「愛しとるから。」といわれます。その間、ほんとに子どもだった子どもたちがみん結婚し、孫が八人、ひ孫もできたよと。そして、子どもたち、嫁さんたちがみんなよく来てくれてねえ。お母さんお母さんて。

Hさんも、アルツハイマーで寝た切りの姑さんをずっと家で看ています。本当に大変で、それは時々発せられるフェイスブック等で知るのですが。アルツハイマーと診断されてもう17年と。多動の時の、お下の世話の大変な時は過ぎて、今はずっと目も明けられないと。でも、食べ物を工夫しては、食べさせてあげているその姿に、ほんとうに感心しています。YさんもHさんも、介護福祉士の研修を受けて、資格も取ったと。その知識で介護できていると。それが無いととてもできなかったと言われます。

Nさんは、お父様と二人のお母様の三人のお葬式を相次いで出されたと。それでびっくりしたのが、葬儀社の話によると今8割から9割が家族葬なのだそうです。そうね、「葬儀は近親者で済ませた」という記事も良く見るようになりました。

そのNさんが言われました。どんなにいろいとしてあげても、どんな人でも、「ああして上げればよかった、こうすればよかった」という後悔はいつまでも残るものと。

私、この頃特に私自身の母に、もう少し長く生きて欲しかった、そしたら、もっとちゃんと孝行ができたのにと仕切りに思うのです。母は、私が仕事と子育てで精いっぱいの時で、迷惑ばかりかけて、なんにも孝行ができないままに逝ってしまったので。それが、なんかNさんの言葉で救われたような気がしました。

生きるというのは、いろいろな人との分かれを積み重ねる事。それを改めて痛感しています。

Hさんには、収穫したばかりの沢山の玉ねぎを戴きました。家庭菜園と言いながら、1000個も玉ねぎを収穫しているのだと。それも大変ねえ。こちらは、戴くばかりでありがたいことです。帰りには、千代田の道の駅に行きました。皆さんの話に聞いたおいしいというお醤油と、Tさんも作っているテンペ味噌を買いました。

みんなそれぞれ、いろいろな生活がある毎日。久しぶりにこうして気の置けない仲間たちとおしゃべりするのも、ホカホカと楽しいことでした。また、いつかこのような会をしましょうね。お声をおかけしても来れなかった方たちにも、今度は参加して頂けるといいなあ。

最後に集合写真、小さく載せるのならいいと許可をいただきましたので。これくらいならいいかな?

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