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比治山大学での講義・学生の質問について

5月9日の比治山大学の講義。アイパッドを持って行くのを忘れてしまって写真は撮れませんでした。なので、昨年の写真です。これと全く同じ教室で、同じくらいの学生さんたちに話しました。皆さん、外部の講師の話を聴くときには、きちんとスーツを着るのだそうです。

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毎年話すのですが、今回戸惑ったのは、いつもは2時間だったのが、今年は1時間30分に短縮された事。そしてそれを知ったのが、講演当日、それも大学に到着した時であるという事。わあ、どうしよう。資料は2時間バージョンで作ってる、どこをどう短縮しようか。30分は大きくて。それが定まらないまま講義突入。とにかく途中途中をすっ飛ばしながら。でも、終わりごろに超特急になってしまって。見て頂きたい動画ができませんでした。なので、私のスライド原稿をコピーしてお渡しし、いつかの講義の時にその動画を見せてあげて下さいと託しました。ああ、失敗。

 何しろ盛り沢山の事。いっぱいお伝えしたいことが在るのです。

そして、講義が済んで、学生さんたちに質問は?で、手が上がった二人の男性。一人の質問。性暴力の私の講義について。

「どうして、日本は女性差別なのでしょうか」というもの。これは、いいことを聞いてくれました。ここの所、性犯罪の加害者が次々と無罪になっているという事は学生さんたちにも伝わっているようです。私は講義の中で「性的合意」の話をしました。日本の刑法は、諸外国と異なって、「どれだけ抵抗したか」が問われることも。それは、刑法がそうであるから。「暴行・脅迫」が構成要件になっているから。

それがなぜかと問われました。そもそも、強姦罪は明治の時代から、男性優位でずっと続いていたもの。それが、やっとやっと110年ぶりに一昨年見直しがされたこと。でも、「暴行・脅迫要件」は、取り除かれなかったこと。それは、政治の現場に男性が圧倒的に多いという事も一つの原因でしょう。講義の中でも話したのですが、日本の女性行政が他の先進国と大きく異なることと同じ土俵であると思います。ただ、今回の改訂は、三年後に見直しをすることという付録がついているので、後1・2年すれば、これが変わる可能性はあります。それに向けて、女性たちの声をどう届けるかでしょうね。などと話しました。

もう一つ。これも素晴らしい質問でした。将来教師になった時に、LGBTの生徒がいる可能性がある事。その生徒たちに対応するのに、何が大切でしょうかというものでした。

私、教育の分野でも、ずいぶん変わってきていること。文科省もLGBTの子どもたちについての対応の通知を出していることなどは、講義の中で話しました。今回の学生の多くは、小学校の教師になる希望が多いのですが、すでに広島でも、入学時に性的違和であること、それの対応を学校に求め、学校がいろいろと対応していることもあることなどの例をお話しました。大切なのは、「みんなちがってみんないい」。それぞれの子どもたちの違いを認めて、それも教師間での研修をしながら、情報や対応を共有することが大切であること等の返答をしました。

いいですねえ。学生さんたちがそのような意識を持って、教師になって行くこと。人権意識をしっかり持った教師ができることでしょう。時間の配分がむずかしかったけれど、今年も気持ち良く帰ることができました。

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