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「暮しの手帖」の本二冊

最近読んだ本。一冊は「暮しの手帖とわたし」。創刊当時の暮らしの手帖の社長、大橋鎭子さんの自伝です。以前、NHKの朝の連続ドラマで「ととねえちゃん」として放送されました。が、それよりうんと詳しく深く。ドラマでは、特に花森安治さんの反戦の思想や出版が薄められていたのが不満でした。私は、暮しの手帖はずっと、母が買っていた時から、今もずっと読み続けています。中でも、「すてきなあなたに」は、何冊か単行本も買い、大切に持っていますし、花森さんの「一銭五厘の旗」や「戦争中の暮しの記録」などは、保存版も買って待合室に置いています。でも、この大橋さんの本は手元にありながら、まだ読んでいませんでした。

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戦前の裕福な幸せな生活、お父様が亡くなってから、さらに戦争による食糧難、空襲などを乗り越えて、生き抜き、さらに生きるために出版社を立ち上げた話など、一気に読みました。私が子育てをするのに大変お世話になった「スポック博士の育児書」も大橋さんが尽力して出版した話も初めて知りました。また、本の中に出て来た石井好子さんの「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」を出版する話なども。

これを読んで、「巴里の・・」が読みたくなって。

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初版は1963年の古い本です。料理中心の楽しい本ですが、作る所を想像しながら読むので、疲れます。これはとぎれとぎれに何かの合間合間に読まないと、飽きてしまいます。いえ、面白くはあるのですが、そして、いろいろと役にも立つのですが・・・疲れるのです。

こんな、肩の凝らない、難しくない本も時にはいいものです。なにより連載でないので、なにもかも放り出して読む尽くそうとするのではないので、気楽に読めました。


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