連休の終りは大分でした。
5月4日から二泊三日で大分の我が家に帰って来ました。高速道の東九州道がミカン農家の方の抵抗を押して開通してから行っていなかった道の駅「おこしかけ」。昼でもあるし、別に急ぎでもないので、高速を一時降りて寄ってみました。開通するまでは必ず寄っていた好きな道の駅です。
健在でした。前の広場に果物や野菜を並べているお店は減っていて、一軒のみ、それに当然訪れる人も減っていましたが他はそのままでした。フードコートで遅い昼ご飯。夫は貝汁、たっぷりのあさりが入っていました。私は団子汁定食をいただきました。
そして、これも変わらず売っていました、サバ寿司の「周防巻」、大分産のミカンはるみ、それに朝取れのキモがたっぷりのカワハギ二匹を買いました。到着した日の晩御飯は、広島から持ってきた、フラワーフェスティバルて分けて頂いたキムチチャーハンとカワハギの煮つけ、菜の花の胡麻和えそれにはるみでおいしく戴きました。
翌日は河野の墓掃除。鶯とひばりの声を聴きながら、一時間あまりかけて、きれいにしました。それから、大分市内にいる私の長兄の家に行きました。長兄は、胃と膀胱の癌で何度も手術と抗がん剤の投与を繰り返しています。腫瘍マーカーがすさまじく高く、もうこれ以上することが無いという時に、あのノーベル賞の本庶先生のオプジーボを使ってもらえるようになりました。今、二週に一回点滴に通っています。そしたら、腫瘍マーカーが下がってきたと。後腹膜にできた癌のためにむくんでパンパンだった右足も今は下腿の浮腫はなくなって、大腿だけのむくみになったと。副作用はなんにもなくって、なにより希望が持てることがうれしくて。もう何にもすることがなくって死を待つだけというのは、つらい物があります。顔色も良くって。カープのテレビ中継を見ながら、あれこれ話しをしました。外来だと、月の医療費は高額医療の適応で、1万8千円の支払いで済んでいると。ほんとうにありがたいことです。
その夜は、ギョーザを焼きました。羽根もぱりぱりに上手に焼けましたよ。それとおこしかけの周防巻。グルリと昆布がまいてあって、柚子と胡麻の風味も良くって。一本を半分ずつ戴きました。前夜の菜の花の残りも。
我が家の庭のラベンダー、クリスマスローズも咲いています。ラベンダーは、もう十回以上の代替わりをしながら、生き抜いてくれています。沢山切って花束にしてもって帰りました。車の中がいい香です。サクランボは、身をつけてはいますが、赤く熟れているのは、鳥たちに食べられていて、ほとんど無傷なのはなくって、少しだけ採って食べました。
帰りは、大分道から福岡に回って、次兄の家に寄りました。次兄は陶芸をしていますが、今、オカリナのグループであちこちで演奏しています。ひろしま平和の歌を吹いて聞かせてくれました。この楽譜を手に入れるのにとても苦労したそうです。ネットだと、楽譜がかすれていて(今はきれいなのが出ていますが)。広島市に要請すると使用目的など詳しく書類を出して、結局市長決済でやっと出して下さったそうです。
上達していて、とてもきれいな音でした。久しぶりに大話。兄は、終活に向けて行動しかけているそうです。
こうして私のゴールデンウィークは終わりました。そうそう、帰りはカープの放送を聞きながら。でも、高速ではラジコがと切れと切れ、RCCは韓国の放送を混ざって、とても聞きにくいのを必死で聞きながら。最後は市内に入って、ちょうど信号待ちをしている時に西川の三塁打。ハンドルから手を放してバンザイをしました。〆もいい連休でした。
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