小林圭二先生の訃報です。
今朝、他の件でブログを書き始めていた所、8.6ヒロシマ平和の夕べのスタッフの竹田からメールが来ました。元京都大学の熊取6人衆の小林圭二先生が亡くなられたとの訃報です。
今、頭が混乱していて、どうにも言葉になりません。許可を得て、その友人のメールを転記します。
小林圭二さんの訃報が届きました。小林圭二さんは、昨年の小出さんの「同志」でもあり、「平和の夕べ」には09年、11年、15年と3回きてもらいました。
とくに、3・11フクシマの後の11年8・6には、即答で引き受けていただきました。6月ころでしたか、8月に向けての打ち合わせをかねて、インタビューをおこない、「福島の事故に、何をいちばん思われますか」と尋ねたところ、「ぼくは、ヒロシマ・ナガサキに戻ったと考えています」と言われたのが印象に残っています。
また、「ぼくは、広島・長崎は(あのような不条理な過酷な体験をしたけれども)原発反対の声が少し弱かったと思う。それを8・6で話してもいいでしょうか」と。私は「どうぞ話してください」と返事をしましたが、当日、そのことには触れられませんでした。
その8月15日「敗戦の日」の催しに神戸で講演され、「6日に広島で(そういうことも話そうとしたが)、被爆者の体験を聞いているうちに、それはどうしても話せなかった」と切り出されました。そのときの8・6の被爆証言は、中沢啓治さんでした。闘病中とのことは聞いておりましたが、残念です。
2015年に来て頂いた時のお姿です。
すでに闘病中という事でお痩せになっていて、心配でしたが、病を押してきて下さいました。
竹田のエピソードにもあるように、2011年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」では、はだしノゲンの中沢啓治さんにお話を伺いました。その時の写真です。
中沢さんは、この翌年に亡くなりました。
そして今、小林先生も。先生にはほんとうに多くのことを残して戴きました。ありがとうございましたという言葉しかありません。ご冥福をお祈りします。合掌。
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