ピアノの森の漫画お貸しします。
テレビのアニメに続いて漫画の「ピアノの森」にはまってしまって。どうにも我慢もできなくて、全26巻読んでしまいました。途中、何度涙したことでしょう。感動が私を包んでいます。テレビはテレビでピアノの演奏があって、それは素晴らしかったけれど、漫画はとても深くて。
ただ、音が無い!!のが残念で。アニメのピアニストは、それぞれの役にキャラクターも実力もぴったりの人に演奏して頂いていると。
https://www.youtube.com/watch?v=ectfeIMuQTg
それで、今度は買いました。ピアノの森のCD。いろいろなのが出ているけれど、最新作、一ノ瀬海の演奏のみのCD。いまクラシック部門のヒットチャート第一位ですって。それにしても、それぞれの役のピアニストは発表されているのに、一ノ瀬海だけ公表されず。だから、CDも一ノ瀬海としてあるのです。一体、誰??ショパンコンクールのファイナルの演奏は、アニメと同じでワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団との共演で、コンクールの舞台であるフィルハーモニー・ホールで録音されているそうです。
私、全巻読んで、それでつくづく思うのです。漫画家というのは、すごいと。これまで私がはまった漫画。キャンディーキャンディ、ベルサイユのばら、あしたのジョー、はだしのゲン、夏子の酒、タッチ、ガラスの仮面、のだめカンタービレ、そして、このピアノの森・・・。漫画家は、哲学者であり、絵描きであり、心理学者でもあり、ユーモア作家でもあると。ピアノの森にも、沢山の胸をうつ言葉で出て来るし。特に、子どもころからものすごい、想像を絶する虐待をされて来た主人公海とパン・ウェイには、職業柄胸がつぶれそうになりました。その彼らに対しての海の師匠、阿字野壮介の言葉はほんとうに胸を打ちます。こんな言葉は、よほどの人でないと出てこない、それをしゃべらせる作者がすごいと思うのです。
例えば、壮絶な虐待をされているカイに向かっての一ノ瀬の言葉。
「大切な人を失くしたり、大切なモノを失くしたり・・」「でも楽しいこともうれしいこともあるだろう?」
「ま・・まあね」
「どうしても傷つきたくなかったら・・一生だれともかかわらないでたった一人で隠れて生きるしかない」
「そんな事できねーし・・だってご飯たべなきゃ死んじゃうもの あはは」
「つらいことは心を強くする・・」
「楽しいことは心を豊かにする」
「きっとその両方が人を成長させていくんだと思う」
「両方かあ・・片方だけでいいな」
「カイ 全部材料にしてしまえ!ピアニスト一ノ瀬海にとって・・きっとムダなことなど一つもない」
そんな子ども時代を思い出しながらピアノをひくカイに聴衆は
「これ程の深い哀しみと愛は…祖国を遠く離れながらも故国ポーランドを決して忘れずに60曲ものマズルカを作曲したショパン・・その心情がイチノセに乗り移っている、なぜこんなにもこの若者は…」といわせしめるのです。
この26巻の漫画、皆様にお貸ししますよ。段ボールに入れて、どんと。最初はやまじさんが貸してくれと言われたので、やまじさんから。あ、CDもつけて。遠方の方はお送りします。多くの方に感動をお送りしたいから。ブログでも、フェイスブックでもコメントで申し込んでくださいね。
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コメント
速攻、反田恭平さんの大ファンになってしまいました!
阿字野先生が言われてましたが
「ハノン」大事なんですね~
「つまらない、めんどくさい」という練習に
実は「大事なことが詰まってる」んですね。
「やっぱり、そうなんだ」と日常を反省しました。
阿字野先生は、反田さんのピアノ。
最後の手のシーン、反田さんみたいですけど
「ヒミツ」でしたね。
投稿: みるく | 2019年4月20日 (土) 17時11分