SNSによる被害①
私の現場では、スマホの被害が後を絶ちません。SNSで連絡を取り合って、会ったら強姦された、強姦でなくとも、避妊のない性交であった、妊娠も性感染症も心配という人も。
それも、子どものSNSによる被害が圧倒的ではあるのですが、子どもの被害だけでなく、あらゆる年齢で被害はあります。
産婦人科の現場ですから、一番多いのは、やはり妊娠。妊娠して中絶しようにも、それを告げたとたん、相手がスマホを変えて、またブロックされて連絡が取れなくなった、相手が分からない、中絶のお金がない、そ誰にも言えず一人抱え込んで悩んでいる内に、中絶ができる機会を失してしまった、産むしかないなど。
学校内にスマホの持ち込みを許そうという動きが出ています。
多くの友人が、スマホを堂々と持ってくるようになった時、買えない家庭の子はどうやって手に入れればいいのでしょう。これだけ子どもの貧困が問題になっているのに。
それに、ちゃんと子供たちに教育ができているのでしょうか?
単に、スマホの危険性だけでなく、人と人とのつながりである性教育もできていません。そんな時に、こんなに無防備に子どもたちに持たせてもいいのでしょうか?
昨年の4月に公開された警察庁のデータです。
教育はなされていません。
SNSによる子どもたちの被害の状況です。
では、どんな子が被害に遭っているのでしょうか?
この項、続きます。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント