大東中学校で。混合名簿、LGBTについて。
昨日は、大阪府の大東市の大東中学校の2年生、3年生170人に講演をしてきました。家からタクシー→広島駅→新大阪→大阪→京橋→住道と四回乗り換えて行きました。駅には、校長先生がピンクのネクタイをして迎えに来て下さっていました。「ピンクのネクタイで迎えに行く」ということを聞いただけで、何と面白い、柔らかい先生だろうと思っていました。
まだ公立高校の受験を控えているというこの時期に話をするという、3年生にとってはつらい事だったかもしれませんが。よく聞いてくれました。
話をしながら、アアッと気づきました。男子と女子がゴチャゴチャに座っています。ああ、これは混合名簿だと、そしてうれしくなりました。これまで行った多くの学校は、男子と女子がそれぞれの列を作っています。男子と女子がそれぞれひとかたまりになっている学校もあります。
映画をしている時に先生にそっと聞いてみると、やはりそうだと。それに、性別違和を抱いている生徒がいて、混合名簿が都合がいいのだと。
後、詳しく聞きました。男子の制服を着て来る女子生徒がいると。もしも、女子の制服を着たい男子生徒がいたら、それはそれでもかまいませんと、校長先生。生徒には、ちゃんと説明してあると。
ああ、すごい。この学校は、楽々と超えていると思いました。
私の話には、LGBTの話を必ず入れています。「ここに当事者がいるかもしれない。当事者を傷つけるような話は決してしない」というのが、原則です。既にそれを実行していらっしゃるのに、感動してしまいました。
この学校の校名をブログに出しても構いませんか?と尋ねました。校長先生は、かまいませんと、言って下さいました。何か言ってくる人達はいないでしょうか?と。そしたら、大丈夫です。言って来ても、ちゃんと対応します、と。校長先生は、教育委員会の人権担当課長をしていたと。その時に、〇〇会の全国から「殺すど」などと、電話がかかってきて対応したと。
ああ、それで。校長先生も学校も柔らかい!!ことの謎が解けました。生徒さんは幸せだと思います。
それに、広島出身の、それも土谷病院で生まれたというイケメンの先生もいらっして、思わず握手をしましたよ。
この後7時から約束していたお2人の方に少し遅れましたが、お会いしてお話しました。これは、またお話しますね。
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