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オフィスギネコロジストの会・子宮がんの内視鏡手術

オフィスギネコロジストの会で、内視鏡のスペシャリストであるO先生から最新の文献が提示されました。


「The NEW ENGRAND JOURNAL of MEDICINE」の日本語アブストラクトより。

「子宮頸がんに対する低侵襲広範子宮全摘術と回復後半子宮全摘術との比較」で、アメリカからの報告です。アメリカの沢山の大きな病院が参加して行った治療的試験です。
今、外科手術全般が、大きく開腹や開胸をして行うのでなく、内視鏡手術やロボット手術に置き換えられつつあります。婦人科の悪性手術に置いても同様で、そこで行われた試験の結果です。

Obgy2


何と。内視鏡やロボットで行われた手術の生存率が低かったという結果でした。4.5年無病生存率は、低侵襲群で86.0%。開腹手術群で96.5%であったと。


この結果の発表は結構センセーショナルで、論議を巻き起こしたそうです。


これは、ちょっとしんどいねえ。でも、日本では、成績はいいと聞いているけれど。と質問しました。そう。日本でも先進的に内視鏡手術を行っている倉敷成人病センター安藤先生のデータです。

Obgy_2

これによると頸がんの1b1期の5年生続率は94.0%です。この違いはどこから来るのか。O先生によると、安藤先生は、「膣カフをあらかじめ形成する」等の、がんを散布させない工夫をあらかじめなさるそうです。


O先生の考察です。

Obgy3_2

開腹手術よりも、内視鏡の手術の方が、患者さんの受けるダメージは小さく、楽です。ただ、悪性となると、これは、

「病院とドクターを選ぶ」ことが何より大切だと。

少なくとも、私がもしアメリカにいて、こんな病気で手術が必要となったら、日本に帰ってきて、安藤先生のようなドクターを選んで内視鏡で受けようと思いましたよ。


以上、ざっとですが、ご報告でした。

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