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特別養子縁組について・「実母」のこと。

これまでに、何度もこのブログでも言ってきましたが、私が特別養子縁組を始めたのは、30年以上前。正式には菊田医師の実子斡旋の事件の後できた制度が始まってすぐからです。私の病院やクリニックに助けを求めて来る若い女性たち。その中には、悩んでいる内に、中絶の時期も過ぎ、産むしかなくなって初めて病院に来た、でも、産んでも育てることができないという女性たちと、赤ちゃんの救済のために。宣伝するでもなく、ひっそりとしてきました。

勿論、児童相談所とも密接に連絡を取りながらやってきたのですが、ある時にそれができなくなったことがあります。いつか、そのことについて詳しく話せる時が来たら、その時に。そして、二年間の中断の時期を過ぎて、また始めました。それは、やはり私がやらないとと思ったからです。赤ちゃんの命を引き換えに「お金」が動くことに強い不快感を持ったからです。

どこかの団体が言っているような、特別養子縁組が「全ての赤ちゃん」の虐待死を防ぐことができるかのような言い方は間違っています。多くの若い実母たちは、悩んで悩んで。何とか自分で育てたいと、100%の女性が言います。でも、それが不可能となった時、赤ちゃんのためには、どうするのが一番「幸せか」を自問自答します。その答えを探すには、とても時間がかかります。その挙句、自分では育てられないとなった時、泣きながら赤ちゃんを手離していきます。彼女たちが自分で育てることができたなら、きっとかわいがって育てるだろうと思うような人達がほとんどです。

もっと、この社会に、若い人でも、そして一人ででも育てることができるような仕組みがあったなら、こんな悲しい思いをしなくても済むのにといつも思います。

ほんとうに「やむを得ず」です。私のこの「お金」のことは、昨年の12月28日から三日に渡って書いています。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/npo-423e.html

彼女たちに言いたいこと。どんなに追い詰められても、絶望することはありません。誰かに、SOSを求める勇気を持ったなら、そこから、必ず道は開けます。私は自分がかかわった人から、「自殺」と「犯罪者」は出したくないと、その思いで向き合って来たと思います。多くの追い詰められた女性が、(胎児の父親である男性のサポートもなく)死ぬことを考えます。死ななくてもいいよ、大丈夫だよ、そんな言葉をかけてあげたいと思います。

赤ちゃんを手離さざるを得なくなった女性と私との往復書簡をここから6回に渡って書いています。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/1-a954.html


厚生労働省のホームページから。

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明日は、「養親」について書きますね。

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