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梅原猛さん、広河隆一さん。

この頃、どうもすっきりしない事が続いて、私自身どう捉えたらいいのか分からなくって、うろうろしています。それをちゃんと書かなければと思うのですが、今一つきちんと結論が出ません。

何かを成し遂げたえらい人が、次々と亡くなります。市原悦子さんとか、天地総子さんとか、兼高かおるさんとか。女性の場合は、私もそろそろ近づいてきたと身につまされます。それを知らせる報道にも、違和感はありません。

が、梅原猛さん。若い頃にはそれなりに読んでいましたが、そう、亡くなったの?くらいです。でも、この写真。


Photo


えらい人がネクタイも結べないの?どこまで妻に服を着せてもらうの?まさか、お風呂から上がったら、じっと立っていて、妻に体をふいてもらってパンツもはかせてもらうの?という事まで想像してしまいました。ネクタイくらい自分で締めなよ。まるで子どもじゃないのと。いくらえらいことを言っても、生活の基本のところができない人はダメだと思うのです。


妻だって、自分の服は自分で着れるように夫をしつけなければ。なんでも自分がやってあげますよ、というのであれば、だから、妻に死なれた男が生活できなくなって呆然として早死にしてしまうのですよ。

そして、この方が亡くなった時に、こういう写真を出す新聞社の姿勢も疑問です。何の意図があって?まさか、梅原さんはネクタイも結べない人であったという事を見せたい訳はないでしょう。微笑ましい夫婦の姿ですか?恥ずかしい。

このマスコミの姿勢は、ノーベル賞を取った方について、必ず「内助の功」を出すことも気持ち悪いと思っていましたが。日本以外の方がノーベル賞を取った時のインタビューを見たことがないのですが、他の国でも夫妻で並んでインタビューをして、「亭主関白ですか?」などと、奥様に聞くのでしょうか。


ワンストップセンターに関わるようになって、この日本の社会は、男と女、いえ、人と人との位置関係、相手をどうとらえるかという基本のところがダメなのではないか。それは、学歴とか、仕事とかとは全く関係なく、それが、性犯罪とつながっているのではないかと思うようになりました。

その思いは、広河隆一氏の報道に接して、益々強くなりました。この広河氏の事件は、私にとっても衝撃でした。この人がしてきたこと、いわゆる業績とこの度報道されたような女性に対する暴力をどうとらえたらいいのかと、ぐずぐずと考えています。それを明日書きます。

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