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広島・三菱の強制連行の実態①

昨日は、講演会に参加しました。「広島・三菱の強制連行の実態を暴く-大法院判決を真摯に受け止め、早期の解決を図り日韓の友好と連帯を求めるために-」。韓国の原爆被害者を救援する市民の会主催です。アステールプラザの研修室は、超満員。補助いすを出しても足らないほどの人で後までびっしりです。

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講師は三人の方でした。

許光茂さん(元韓国政府 市区宗究明委員会 審査課長・調査課長 現日帝強制動員&平和研究会 研究委員)。「ヒロシマ・三菱の強制連行の実態と被害について」

在間秀和弁護士(三菱徴用工・被爆者裁判弁護団長)「ヒロシマ三菱元徴用工・被爆者裁判、釜山裁判の意義と原告の訴え」

足立修一弁護士(三菱元徴用工・被爆者裁判弁護団)「日韓請求権協定と広島三菱元徴用工・被爆者裁判」

この三人の講師のそれぞれの分担で、とても分かりやすいお話でした。このところ、韓国大法院の判決で、日本側はもう解決したことをいつまでも‥と、政府だけでなく、マスコミの論調も大きく、日韓の関係もおかしくなっています。


何より私自身がすっきりして、行って良かったと思いました。

許さんのお話。2010年に韓国では対日抗争期強制動員被害及び国外強制動員犠牲者等支援に関する頓別法が制定され、被害調査と犠牲者支援委員会が設立されました。許さんは、その委員会の審査課長、調査課長を歴任しながら、韓国と日本を回り調査し強制連行の被害と広島・長崎の原爆による被害の実態を資料の追及と生存者・遺族から聞き取り明らかにしました。

「朝鮮人強制動員とはどういうものか-体験者の証言を中心に-」戦時期強制動員された生存者を尋ね歩き、面談を重ねました。沢山の資料と、記録、映像、録音で証言を保存してきました。

それは、とても具体的で、説得力のあるものでした。

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尋ねて行くと、待ち構えて話す人。もう話したくないと言いながら、一旦話し始めると、あふれるように話し続けた人。その話をいろいろな写真や資料で固めていきます。

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ああ、日本はこんなひどいことをしたのだという証言が次々と出てきます。この話、続きます。

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コメント

講演会、私も出ました。会場の質問時間に「教育現場がなっていない」と発言した方の前に座っていました。
帰り際、私はその方に次の様に話をしました。「独のシュミットさんは、日本人は、恥と悲しみと悔悟を知らないと回顧録で話しています。日本とドイツの違いの一つは、戦後教育です。日本では、近・現代史をないがしろにしている。近代史を学んでいない世代が教師になっている今、子供たちに教えられる筈がない」と。
 その方も大きくうなずいてくれました。それにしても
その方が指摘した「ホームルームで滅私奉公」とは、あきれて声も出ませんでした。世も末です。教組は、何をしているのでしょうか? さて、今年はお世話になりました。ご夫婦、スタッフともども皆様よいお年をお迎えください。

投稿: A. | 2018年12月25日 (火) 10時51分

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