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年の瀬に怒っていること・市川市賛歌①

私には今怒っていることが二つあります。いえ、日常生活で、産婦人科の診療等をしていると、怒ることは沢山あるのですが。あ、患者さんに怒るのではありませんよ。患者さんをとりまく状況、それは社会であり、相手の男であり、教育であり、ひいては政治でもあるのですが。

年末にかけて、その怒っていることを、書いておこうと思います。私は来年は年女。そう、72歳になるのです。怖い物はありません。こんなことを言ったら、誰かにバッシングされるのではないかなぞと心配する必要はありません。もしもバッシングされたら、引っ込めばいいだけのこと。

では、その一番目から。

千葉県市川市の市歌。市川賛歌「透明の芯の芯」について、三井マリ子さんがフェイスブックで教えて下さいました。

既に何度かネットの世界で騒がれたそうですが、私は今になるまで知りませんでした。騒がれても、今も市川市歌であり続けています。

1999年に市川賛歌政策市民委員会の要請により、作詞宗左近、作曲三善晃で制定されています。市政施行65周年記念市民音楽祭で市川市合唱連盟による合唱のカセットが作られました。


その合唱はここにあります。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm23267311


歌詞は次のごとくです。市川市のホームページから。

1.夕焼け おお 生命が炎える
  市川 夢の常夜燈
  舞う 縄文の蛍たち
  少女の乳首の尖きに富士とがり
  恋の継ぎ橋に立ちすくむ若者の瞳に
  どんな鳥が歌ってくれなかったろうか
  幸福より長い永遠はありはしないと
  市川 炎える生命
  常夜燈の夢

2.星明り ああ 暗闇が祈る
  市川 伏流水の歌
  跳ねる 影の魚たち
  若者の眉の上に銀河雪崩れ
  雲の涯に身を投げる少女の足裏
  どんな波が叫んでくれなかったろうか
  瞬間より深い宇宙はありはしないと
  市川 祈る暗闇
  歌の伏流水

3.曙 いま 世界が垂直
  市川 芯の芯の透明
  はばたく 虹の風たち
  恋の継ぎ橋を渡る若者の瞳に
  尖りはじめる少女の乳首の富士
  どんな光が祝ってくれないだろうか
  永遠と瞬間の沸りあう今こそが未来と
  市川 垂直が世界
  透明の芯の芯

三井さんがこれをフェイスブックに上げると、驚いた女性たちの声と共に、その女性たちを問題視する男性たちのコメントも寄せられています。それらを読んで、ますます情けなくなりました。

1

「とがりはじめる少女の乳首の富士」。こんな中学生の少女たち、いえ、もう少し前、小学校の高学年でしょうか。その彼女たちをいつくしみ、大切に育てたいと願う私たちの思い等、全く届かない所にこれらがあり、こんな男たちがいます。

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