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全国シェルターシンポジウム①

おはようございます。札幌にいます。昨日と今日、全国シェルターシンポジウムが開かれています。

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NPO法人 全国女性シェルターネット 代表理事はわれらが北仲千里先生。シェルターシンポジウムは、今回で21回目。今回のテーマは「官民の境を超え、地域を超え、国境を超える、女たちのネットワーク~#We Too,#With You~」。
沢山の参加者。女性がほとんどですが、男性も多くいらっしゃいます。外国のお客様も沢山。これだけ多くの人が集まって、そしてそれぞれの地域で頑張っているのだから、なんかできそうな、変われそうな気がします。素晴らしい講演とシンポジウムでしたが、撮影禁止なので、残念。


基調講演はオーストリアのローザ・ローがーさん。テーマは『欧州評議会「女性に対する暴力及びドメスティック・バイオレンス防止条約」(イスタンブール条約)と欧州における女性シェルター』

どのようにして、この条約が生まれたか、その歴史が語られました。10年以上の長い時間をかけて書かれ、検討されて出来上がっています。そして2014年に40000人の女性たちに対してのインタビューが行われ、女性に対する暴力の実態が明らかにされました。

これは、初めての女性たちに対する暴力とドメスティックバイオレンスに法的拘束力を持った文書であると。現在、33か国が批准し、12か国が署名をしていると。また、欧州だけでなく、全ての国に開かれた条約であると。

この講演を聞いて、ため息が出るほどの感動、そして日本ではどうなのかを考えると、また絶望的になりそうなほどの遠い遠い距離を感じました。

例えば、レイプの定義ですが、「暴行、脅迫があること」が日本の強姦の定義となっています。が、イスタンブール条約では、「同意のない性は全てレイプである」、そして、これが法律に書かれていることが大切なのだと言われました。正に。


そして、これも大切なことと思いました。日本での「DV防止の保護命令」は裁判所の決定によりなされます。しかし、これには時間がかかると。即座に対応することが大切なので、駆け付けた警察官にその権限を与えると。トレーニングを受けた警察官は、その場で2週間の接触禁止の対応を取り、その間にさらなる対応がとられると。


それから、DVは日本では婚姻関係と同等の状況にある二人の間での暴力しか対応されません。が、イスタンブール条約では、恋人であろうが、元彼であろうが、全ての関係にある二人の間での暴力とされています。

更に、大切な役割を担ってする民間NPO、これらの活動に対してかかるお金は100%国から出されると。今、日本でも多くのNPOがこれらの活動を行っていますが、どこも資金難で・・。


こんな講演を聞いた後、質問で、「日本ではまだ50年かかりそうな気がします」という発言がありました。そしたら、この回答が素晴らしかったですね。

「もの事には、いつか急に動くこともあるので、あきらめないで」と励まされましたよ。この素晴らしい講演の全てをお話することはもちろんできませんが。また、報告集を楽しみにしましょう。

この後のシンポジウム、官民の協力については、シンガポールと北海道からの報告がありました。また、続いてご報告しますね。後の懇親会もとてもおいしくて楽しかったですよ。



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