前川喜平さんと奥地圭子さんの対談③
前川喜平さんと奥地圭子さんの対談の続きです。
平成28年12月14日、法律第105こうとして交付された教育機会確保法とは。配布された資料から。この資料は、「教育機会確保法簡易説明スライド」から抜粋、編集されたものです。スライドそのものは、ネットで見ることができます。最初のカラーのスライドだけそこから頂きました。
学校がつらい時には、無理していかなくてもいいよ、休んでいいよ、学校でなくとも、フリースクール等に行ってもいいよ。それらを国が法律として定めたという事ですね。
この法律については知ってはいました。でも、その方の成立の影に、奥地さん等の地道な粘り強い活動があったという事を初めて知りました。
私、バッシング以来、本当に文科省に対してもどかしい思いをしてきました。私たち、地方の者にとって、話ができる所は、教育委員会しかありません。でも、その教育委員会で、けんもほろろの扱いを受け、それ以降、どうしたらいいのか分からないまま、もどかしい思いばかりしてきました。
私、もしこの会で会場からの質問時間があったら、本当に聞いてみたいと思っていました。あんな素晴らしい「LGBTの教育現場での支援」の通知を出したりする文科省が、どうしてあの性教育バッシングを続けているのかと。教育ができないままになって、東大や慶応大学や、千葉大医学部等の超エリートの大学生による集団レイプ事件等が起こってしまっているではないですか、文科省は、これらのことをどう考えているのでしょう、今後の見通しはどうなのでしょうかと。本当に聞きたかったのですが。質問時間はないという事で、仕方がありませんでした。
第二部の楾大樹さんとの対談、日本国憲法が教育されていない、教師自身がそれをちゃんと理解していない、その原因として、教員採用試験における憲法の問題が、どんな悲惨な状況になっているのか、丸暗記を強いるような問題ばかりだと。そのあたりはおもしろかったのですが、楾さんの一人舞台で、ここは前川さんをお招きしての場なので、前川さんの発言を聞きたかったものとしては、残念でした。
でも、このような機会を作って頂いてありがとうございました。丁寧な会づくり、さぞ大変だったことでしょう。東京からとんぼ返りしてきたかいがありました。感謝します。
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