講演準備②
10月21日には、広島県人権啓発 の研修で、「性同一性障害~医療の現場~」の話をします。これは、すでに始まっているLGBT連続講座の基礎編の後の応用編の一部として話すものです。
私の役目は、医療的支援について話すことです。作った資料から。
多くの方の治療にあたっていますが、それぞれの患者さんによって、希望が異なります。将来的に性別の変更も望む方であれば、できるだけガイドラインに沿って行う方がやさしいのです。ガイドラインでは、精神科医二人の診断が一致して初めて治療ができることになっています。そして。
性の変更のためには、手術が必要なのですが。今では、その前にホルモン治療をすることになっています。それでも、問題はこういうことなのですね。
そのために、手術を保険適応されるまで待っていた人も、実質手術はできない状況になっています。
このようにまだまだ医療の現場で治療は確立されたものではなく、発展の途中と言えるでしょう。その上、根本は、杉田議員の発言に見られるように、世間の根強い偏見にさらされていること。これが患者さん自身を苦しめているという社会的問題についても、言及するつもりでいます。
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