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前川喜平さんと奥地圭子さんの対談①

この度の前川喜平さんの対談講演は、「NPO法人フリースクール木のねっこ」の主催者である横山はるみさんを中心とした実行委員会の尽力のおかげで実現しました。その実行委員会代表の横山さんの挨拶文から。

「……現在不登校の子どもが小中学校、文科省調べで、約13万人、少子化に反比例し右肩上がりでここ数年増加しています。適応教室やふれあい教室など不登校対策の場所へ通う子どもを含めると20万人超ではないかと言われています。フリースクールなど新しい居場所をみつけて通う子どもはその1割に過ぎません。


教育機会確保法が施行され、画期的な動きが各都道府県に見える中、広島県はどうでしょうか。

教育に上意下達があってはなりません。学びは本来、人間の喜びなのです。私は、個人的学びの喜びは生きる力となることを、フリースクールの場で育つ子どもたちから学びました。

本日の対談を通して、時代はもはや不登校対策という時代遅れのものではなく、障がい、国籍、性別、年齢を超えた共生社会作りに、大きく加速度をつけて、社会全体が動き出していることを感じて頂ければと思います。」


その対談の第一部は、東京シューレの奥地圭子さん。


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前川さんは、一昨日のブログに載せたように、正面から写真が撮れたのですが、奥地さんは、マイクが邪魔になってお顔を写すことができませんでした。で当日配布された資料を接写させていただきます。


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前川さんのお話。穏やかで、やさしくて、まっすぐで。こういう方が行政のトップになられるという事が、奇跡のように思えました。


「私は、奥地さんと直接お会いするずっと前から、奥地さんのことを知っていました。学校に行かれない子どものための場所づくりをしていらっしゃること」

ご自分の体験を話される時の言葉、

「そりゃあ、先生の当たりはずれはありますよ。」

と。そのあたり、たてまえではなく本音で話されるあたりが、とても頭が柔らかい方だと思いました。ご自分が地方から東京の学校に転校した時、その教師がとてもいじわるな方で、長谷川町子さんの意地悪ばあさんそのものだったと。うん、わかるわかる私も小学校の一年生・二年生がとてもえこひいきの激しい、いじわるな方だったから。よく泣かされたけれど、今から考えると、よくもまあ自殺もせず、学校に行き続けたことと思います。きっとそのころは、学校に行かないという選択肢は考えられない頃だったのでしょう。でも、本当に毎日つらくて、あの頃は楽しかった思い出は何一つ残っていません。前川さんは、クラスで「お母さん」と言ったら、笑われ、「ママだよ」などと、そんなことでいじめに会い、学校に行かれなくなったと。でも、その内にまた転校をし、そこでは、いじめらることもなく、また学校に行かれるようになったと。


そして、奥地さんのお話。まさに目からうろこでした。


一部、配布された資料から。

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この次に書かれていることが目からうろこなのですね。また明日に続きますね。

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