産婦人科医のための女性医療保健セミナー①
一昨日、日曜日は朝から夕まで「産婦人科医のための女性保健医療セミナー」でした。年に二回開かれるこの会は、全国の性教育に携わる産婦人科医が、交通費、宿泊費も全て自腹で自主的に集まる会です。そのプログラムは、毎回世話人会が知恵を絞って作って下さいます。
先日の会のプログラムは、
1. 開会の挨拶 最新の話題から 世話人吉野一枝先生。最近の話題、東京医大の女子受験生の制限の問題から、富山の種部先生が作られたスライドを使って、「女性の制限、子を産んだ女医は家庭に入れは、DVである」というお話。「家」維持装置のしくみ」が「医学界のパターナリズムが維持される」仕組みとぴったりと重なる。それは「女性医師氏の就労継続を阻むジェンダーバイアスの連鎖」であると。
この連鎖の中の、仕事をやめて子育てをする女性の、子どもが母の「自己実現」の代理であり、「家」維持のDutyであるとの、ここがとても面白いと思いました。母の支配の元で、その子たちが摂食障害や身体表現性障がい、リストカット、いじめ・暴力、家庭内暴力などを引き起こし、でも、その子たちが゜なんとかかんとか、医学部に入学し・・・・
そのほかのプログラムは、福島の桜井先生、岡山の上村先生の性教育をどう取り組んだ来たかというお話。私は、特別養子縁組のあっせん事業が変わるというお話を短く。新メンバーの紹介、性教育指導セミナー全国大会の関連報告、対馬ルリ子先生から、海外の人工中絶薬の見学に行ったお話。
医学部を卒して医師免許を取ったばかりの若い新真大さんの性教育アプリを作っているお話。そして一番聞きたいと思って来た埼玉大学教育学部教授の田代美江子先生の「国際セクシャリティ教育ガイダンスから学ぶ包括的性教育とは」というお話でした。
どのお話も、刺激を与えられて、とても勉強になりました。これらから、少しずつお話をしていきたいと思います。特に、必死で診療を続けて来た「女性医師」として、「女医は・・・」について、とても腹立たしく思い続けて来たので、そのお話からしますね。
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