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医学部入学試験女性差別②

東京医大に端を発した女性の受験生の合格制限は、どこの大学もがやっていることと言われています。女子が増えると医療に弊害があると等と言うのが理由ですが。

昨日の国別の女性医師の割合から、今度は日本の女性医師の経時的割合です。医師数が増えるにしたがって、女性の医師の割合も増えているのですが、平成22年をピークとして、平成23年ではむしろ減っています。医学部は6年ですから、女性の合格を制限し始めたのは、平成23年の6年前頃からでしょうか。

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これは、富山の種部先生作のグラフです。大学の合格率です。理系でも、女性の方が男性を上回っているのですが、医学部だけが極端に少なくなっています。

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 女子が増えると、「眼科医と皮膚科医ばかりになってしまう」と、医師免許の有るタレントがある番組で言い、それに同調する意見も散見しました。はて、彼女の大学の女性医師は、眼科や皮膚科医ばかりなのでしょうか。

私はそれに強い違和感を覚えました。私たちの医学部のクラスは定員80人で、うち女性は18人でした。そのみんなの行先は、圧倒的に内科が多かったのですが。それ以外は、皮膚科2.眼科1.精神科2.小児科1.産婦人科2.。ちなみに、ほとんどみんな仕事は続けています。眼科の一人だけ、商社マンと結婚し、夫の海外赴任に伴い海外で生活しています。そこは日本の医師免許は通じない所ですので、多分医師の活動はしていないと思います。独身は一人です。

勿論、これは昔の私たちの世界です。時を経て、今や女医は、眼科医や皮膚科医ばかりになっているのでしょうか。その検証をします。そして、妊娠、出産に伴い、本当に女性医師は仕事をやめているのでしょうか。

この項、まだ続きますね。


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