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田代美江子先生の講演から②

昨夜はカープ、すんなり勝って、いい気分で帰りました。やはりカープはこうでなくっては。マジック6。さあ、いよいよカウントダウンですね。

さて、田代美江子先生のユネスコ『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』のお話を続けます。


昨日のスライド、日本の子どもをとりまく性的環境は・・・。を、このまま放置していいはずはなく。効果的な教育のプログラムがなしうること。

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でも、日本の教育の状況はどうなっているのでしょうか。


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しかも。せっかく、性教育がまともになしうるようになったとたん、激しく起こった性教育バッシング。今もこの時を思うと、胸が痛くなります。そして、大切なことは、そのバッシングの影響が今も続いているという事です。今だに中学校での「避妊の教育」は原則禁止。管理職が認めた所はなんとか外部講師の力でその話もできるという状況なのですね。せめて全ての若者が「避妊」を正しく学んで社会に出て行くこと、だから学生の間に、というのが
私の悲願でもあります。全ての若者がという事は、だから「義務教育の段階で」という事です。そうでないと、今のように「高校で」であれば、高校に行かない人、中退する人は全くこの大切なことを学ばないままに社会に出てしまいます。いったん社会人となれば、もう誰も教えてくれません。


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この「おとなとの信頼関係の構築が困難→相談できない」という、これは痛いです。もっと早く誰か信頼できる大人に相談できたなら、ここまでさらなる困難にならなくてすんだでしょうに、という若い人に出会います。

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この「仲間とともにその状況を変えられる力」というのがいいですねえ。大人の力でなく、押しつけでもなく、「若者自身の力で」。その力を身につけてもらうのが包括的性教育であると。

やっぱり私のつたない力では、田代先生の替わりをできるわけもなく。もっと多くの方に、田代先生のお話を直接聴いてもらう事、そうお勧めしたいと思います。久々に骨のあるお話を聴くことができました。感謝いたします。田代先生にも、それからこの講演を企画して下さった避妊教育ネットワークの世話人の皆様にも。ありがとうございました。

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