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医学部入学試験女性差別③

医学部入試女子差別について続きます。ある女性医師免許を持ったタレントのこのままでは、「医師は眼科医と皮膚科医ばかりになってしまう」から、女性を制限するのは正しいと言ったことについて。

では、診療科別の男女比はどうなっているのでしょうか。

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これは、平成24年の統計です。やっぱり眼科と皮膚科が多いではないかと言われそうです。ちょっと待って。これはそれぞれの診療科の中での女性の占める割合です。そもそも、眼科、皮膚科医は全体が少ないのです。

平成28年の医師数は、304,759 人。眼科医は13,144人。皮膚科医は9,102人です。それぞれ医師全体の4.31%と2.99%です。


それでは、それぞれの性別の中での診療科別はどうなっているのでしょうか。

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平成28年の、それぞれの性別の中での診療科別構成割合です。

やはり圧倒的に多いのは、内科医です。1の内科から12の感染症内科までの総数では、女性の37.7%は内科医なのです。眼科医は7.8%、皮膚科医は6.7%。ちなみに小児科が9.0%、産婦人科は産科、婦人科を含めて7.3%です。

それに、眼科や皮膚科が「救急の無い楽な科」のように言われると、それもまた違うよ、と私は言います。事故で眼科に救急搬送される人、火傷などで皮膚科での救急の医療が必要な人は沢山いますし、勤務医時代には当然夜間の緊急手術も、当直もあります。

このままでは医師は皮膚科医と眼科医ばかりになってしまうと言ったあの人は、どの科でも厳しい医療の現場の実態を知らないのでしょうし、それに同調して、そうだそうだという人は、もっと馬〇だと私は思います。

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