8.6平和の夕べの反省会・学生たちの朗読劇
昨日は、午前中は今年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の反省会。午後は8.6ヒロシマ平和の夕べのスタッフみんなで資料館での武蔵大学の永田浩三ゼミの学生たちの朗読劇「わたしたち朝鮮人がヒロシマで体験したこと」、その後に李鐘根さんの被爆証言を聞きに行きました。
今年の平和の夕べ、おおむね好評でした。沢山の方が時間がないのにアンケートを書いて下さってありがたいことでした。小出先生のお話、だれもが感激されていました。小出先生の話を聴きたくて会に参加された方も多いと思います。李鐘根さんのお話も、広島裁判の渡部さんのお話も、多くの方の胸を打ちました。最後の安次富さんのお話、アンケートでも指摘されました。時間が制限されて申し訳ないことでした。李さんのお話も、今回改めて聞いて、もうちょっと時間を長くすれば、もっとお話しされたかったことでしょうと思いました。
これからの課題は、午後4時までしか会場が使えないのですから、開始時間を早くするか、もう少しメニューを少なくして、お一人ずつじっくり話して頂くという方向に行かなければならないでしょう。
永田さんは、昨年の8.6ヒロシマ平和の夕べで平和講演をしていただきました。元NHKの記者、今は武蔵大学で学生の指導をしていらっしゃいます。素晴らしいですね。NHKに残って番組を作り続けて頂きたい方でしたが、こうして若者の指導をして、しっかり考えられる若者を作って行く仕事もとても素晴らしいことだと思いました。
朗読劇の学生さんたち、さぞ苦労されたことでしょう。沢山の本を読み、考え、ここにまで落ち着くのに、どれだけの時間、労力を費やしたことか、それがよくわかる舞台でした。
「広島の方たちにどう受け止めて頂いたか分かりません。でも、昨日ヒロシマに来て、資料館に行き、今日は昨日よりも広島の心に少し近づけたかもと思います。」と最後に学生さんがあいさつされました。学生さんたち、これから、いろいろと考え、体験してしっかりした大人になって行くことでしょう。
李鐘根さんのお話、40分しかなかった、8.6平和の夕べでは省かれた、基町高校の生徒さんの絵の一枚です。お母さんが、泣きながら鐘根さんの首の蛆虫を取っている姿です。李さんの差別体験も含めて、やはり十分に時間をかけて話して頂くべきでした。
この後、みんなでお好み焼き屋さんで打ち上げをしました。良き仲間たちと遠慮のない会話、楽しかったです。また来年に向けて頑張りましょう。
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