9人の釜山②少女像・徴用工像
時間の順序は違うのですが、昨日のニュースを見てびっくりしたので。釜山での二日目、ホテルをチェックアウトし、荷物は預かって頂いて、地下鉄で向かったのが日本総領事館です。その前に設置されている少女像にお花を届けたくて。
従軍慰安婦については、性教育の大切なテーマでもあります。戦争中、女性たちがどう扱われたか。高校生にもなると、仲間たちは、このテーマでのディスカッションをするなどで取り組んでも来ましたし、私自身も何度も元慰安婦の方たちのお話を聞いています。今は高齢の方たちも、当時は少女だった、その像は、写真でしか見たことがありませんでした。性教育の仲間たちと行くからには、これを無視してはいけないと思ったのです。
旅行の二日前にそれを話すと、メンバーの一人のHさんが、自分で作ったばかりの花があるので、それを使ってお供え用に作りますと。それを持っていきました。地下鉄の駅の出口を確かめていましたので、出ると、直ぐの所に少女像がありました。
ピンクのバラを椅子に供えました。
高い塀の領事館の周りは、警察官がいっぱいです。 みんなで写真を撮りました。
そのすぐそばに、全然知らない銅像がありました。
手につるはしを持って、あばらが出てやせこけた男性です。一目で徴用工だと分かりました。「釜山市やトングチョンは強制徴用工に保障せよ」と書いてありますが・・。日本という単語はひとこともありません。車がついているので、これはまだ正式に設置されていないのだと分かります。なんだろう?と分からないままに帰ったのですが、昨日のテレビ、今日の新聞でびっくりしました。この設置をめぐって、大きな集会と警察との闘争があったのですね。一日違いでした。
少女像の前では、像のふき掃除をしている若い男性がいて、頭を下げられましたが・・・。私たちは、戦争中に大変な苦労をかけた朝鮮半島の方たちに、どうすればよいのか分からないままでした。この像でいいのかも分かりません。が、頭を下げる思いはあるということを、何かで表したかったのです。
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