性教協石川セミナー①
昨夜、金沢から無事帰って来ました。前日の夜遅く到着し、昨日は朝から夕まで会場に詰め、終わるとすぐに駅。予定より一つ早い列車に乗ったので、観光どころか、お土産一つ買う間もなく・・・。サンダーバードはよく揺れて疲れました。
でも、私にとって、とっても実りの多い会でした。感動をもって、ご報告できます。
会場に向かう時のホテルの前です。兼六園の近く。女性は夜遅くも朝も大風呂には入れない男性だけという、さえないホテルではありましたが、朝食が良かったので許そうと思いました。
まず、午前中の分科会は「障がい児・者の豊かな性と生」に参加しました。なんと、若い人が沢山。大学の教育学部の特別支援教育を成功している学生さんや専門学校の看護専攻の学生さんなどで20人。全部で30人もの分科会でした。
司会をして下さったのは、障がいのある人の作業所に努める性教協の会員の男性。この司会がとても良くって、若い人達が自らの体験も含めて、よく語ってくれました。障がいのある人とのふれあいとか、ご自分の兄妹が同姓婚をしているとか、お兄さんに障がいがあるとか。若い人たちの様々な考えを聴くことができて、私にも、とっても素敵な体験になりました。
若い人達、性教育バッシングを知りません。昔は全国で性教育に取り組まれていたこと、その時代のことは知りません。どのようにそれがつぶされていったか、七生養護学校での性教育への取り組みがどんなにすばらしくて、でも、それがどのようにつぶされた行ったか、それらも知りません。そのバッシングは今も修復されないままであることも。彼ら、彼女たちが小・中・高で、どのような性教育を受けて来たか、それはあまり語られませんでした。
でも、教育や看護を学ぶという場にいるからでしょうか、感性がとても良くって、この会を通して、障がいのある人の性は特別なものではなく、全く当たり前のことであるという事は、しっかりとつかんで下さったのではないかと思います。
分科会は、他に「道徳教育と性と生」、「多様な性で生きる私たち」の三つが行われましたが、どの会にも、若い人たち、学生さんたちが多く参加されたと。いいセミナーでした。
そして、お昼、お弁当の時間を和やかに過ごして、いよいよ私の午後の講演でした。若い人たちと午前中の分科会で話したこと、それを踏まえて、性教育とのつなぎをギリギリまで考えてスライドに手を入れて、苦労しました。
その私の講演について、とっても感動したので、明日ご報告しますね。
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