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性教協石川セミナー④

石川セミナーでは、とても楽しく有意義に過ごすことができました。

午前中の分科会が終わってお昼。お弁当は地の物が沢山入って、それはおいしく頂きました。完食です。

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そして、お弁当を食べ終えると、会員の方が作って来たいちごのジャムとヨーグルトが出ました。それを分けて下さるのが、市立輪島病院の産婦人科の青山航也先生。私の講演の座長をして下さいました。産婦人科の男性がこんな姿を見せて下さるのは、うれしいことでした。同僚の仲間はなかなか・・・。

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講演前の座長の挨拶でおっしゃったこと。「私が高校一年生の時、NHKで性や体の悩みのテレビ相談をやっていました」と。それで私がしゃべっているのを見て、自分もこういう分野の仕事をしたいと思ったと。NHKのテレビ相談は、私がもう大学病院から土谷病院も終えて開業してからのことなのですね。その時に高校一年生だったなんて。苦笑せざるを得ませんでした。時を経て、その二人がこうして一同に会するのも、なかなかの御縁だと思います。私、もう71歳ですものねえ。でも、こうして若い人が後を追いかけて下さると言うのは、とてもありがたいことなのですね。

帰りは、まだ少し日のあるうちの列車でした。これなら、琵琶湖が見えるかな?と思ったけど、無理。もう真っ暗でした。田植えをしたばかりの田んぼ。緑が美しいです。

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そして、会場は兼六園の近くでしたが、どこにも行かず、何の買い物もせずに帰りましたが。帰って見ると、素敵なお土産の数々をいただいていました。ありがとうございます。

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本当に金沢ならではの物ばかりで。お手紙の下の薄緑の巾着には、折り鶴が描かれています。買い物できなくとも、こんなに素敵なお土産で、うれしくて。

これは予定投稿です。もう一日、ちょっとお話したいことがありますので、やはり予定投稿しておきますね。私は今日は香港にいるはずです。明日は、マカオにいるはずです。

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性教協石川セミナー③被爆者の方も

性教協石川セミナーで話をした後、参加して下さった方のお話を聞いていて、プロジェクト・ゲンの浅妻さんと西田さんにびっくりして思わず涙ぐんでしまいました。その上、次の方の話にまたまたびっくり仰天だったのです。

それは、真ん前で話を聞いていて下さったお二人。お一人は被団協原爆被爆者中央相談所委員・石川県原爆被災者友の会の会長さんである西本多美子さん、そして、北陸三県の被爆二世の会の方でした。

西本さんは、何と、観音高校の卒業生だと。広島で被爆した時は4歳だったと。転勤族の夫と東京に長い間住み、今は金沢に住んでいて、ここに永住されるとのこと。そして、広島にいたのでは分からない、本当にひどい差別の中で生きて来たとおっしゃいました。被爆者であるとは、とても言えない状況で、多くの方が被爆者であることを隠して生きて来たと。だから、今の福島のかたたちの気持ちが痛いほどわかるとおっしゃいました。

今、被爆者も少なくなったけれど、頑張って活動していらっしゃるのが、胸に詰まりました。まさか、こうして被爆者やゲンの活動をしていらっゃる方たちが来られるとは思ってもみませんでした。性教協の皆さんの尽力のおかげなのですね。

で、皆さんと西本さんのお話を聞いていて、おかしかったのは、ご自分の出身の観音高校の前身が、あの「いしぶみ」の広島二中であったとは、全く知らなかったのだと。それは、金沢に来て改めて知ったのだと。もっと前に知っていれば、もっといろいろとできたのに、と。

ああ、日本のあちらこちらで、こうして頑張っていらっしゃる被爆者の方たちがいる。それをまた、改めて教えて頂きました。すごいことです。

もうお一方の手が上がってお話を聞いたのが、「この子たちの夏1945・ヒロシマナガサキ」の朗読劇をずっと金沢の地で上演し続けたというそんな活動をしていらっしゃる方でした。「「この子たちの夏」の多くは、いしぶみからの、お母さんたちの手記であったと。この朗読劇は、地人会により2007年まで23年間続き、地人会の解散と共に、いったん終了しましたが、その会で朗読をしてきた女優さんたちが集まって、「夏の会」を立ち上げ、「夏の雲は忘れない」1945・ヒロシマナガサキの朗読劇を上演しています。

私は、「谷本清平和賞」の受賞式でこの夏の会の朗読劇を聞いております。

まあ、本当にすごいですね、金沢。性教育の会ではありますが、こうして「ヒロシマと福島」について関心をもって頂いたことはほんとうにうれしいことでした。ちょっと苦労して準備したかいがありました。

会がすんで、スタッフ室に残っていた方たちと記念写真です。

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私の左に座っていらっしゃるのが、石川県原爆被災者友の会の西本さんです。私の隣にピンクの花をもって座っていらっしゃるのが金沢大学の岩本健良先生。分科会ではLGBTの講義をなさったそうです。先生とも、もっといろいろとお話したかったけど、時間がありませんでした。皆さんと話したいこと満載で・・・。立っていらっしゃるスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

私は今日から職員と共に、研修に行きます。診療を三日間お休みします。パソコンは持っていきますが、どこまで書けるか分からないので、予定投稿を書いていこうと思います。出発までにしなければならない事もいっぱいあって。先ほど6月3日のみずほ塾、「女性と政治」の配布資料、スライドの原稿を作って送りました。これから、まだ二日分の予定投稿の原稿を書きます。

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性教協石川セミナー②参加の方々に驚きました

性教協石川セミナー、午後は私の講演でした。沢山の方が来られているのに、びっくり。若い人から年配の方まで。これは、始まる前です。講演中は、私の姿を写真に撮ることはできないので・・・。

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動画も沢山用意しましたが、時間が限られているので、飛ばしながら、端折りながらしました。そしたら、あらっ、飛ばしすぎたわ。時間があまってしまったのです。

でも、それが良かったと思います。

会場から沢山の方にお話頂きました。それで、びっくり、

金沢というと、「プロジェクト・ ゲン」です。中沢啓治さんの「はだしのゲン」を初めて翻訳されたチーム。初めはロシア語で、それから英語…次々と翻訳されて、今やゲンは世界に飛び立っています。そのプロジェクト・ゲン」の方が来て下さっていたのです。

会長の朝妻さんとは、この会でもお会いしました。はだしのゲンの全10巻がすべて英語版に翻訳された時、209年7月26日、広島で完成記念パーティー「世界へ飛びたて はだしのゲン」が開かれました。私もその会の呼びかけ人の一人でした。ここにその時の話を二日にわたって書いています。


http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-fd92.html

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-0a17.html

プロジェクト・ゲンのホームページはここにあります。

http://bosikom.a.la9.jp/

ここに、沢山の貴重な記事が書かれています。その当時の代表である浅妻さんと、今の代表である西田さんが来て下さいました。そして、発言してくださったのです。いま、゜プロジェクト・ゲン」は、「はだしのゲンをひろめる会」に進化し、活動されています。2012年の設立総会の呼びかけのフライヤーがすばらしいので。
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浅妻さんの設立趣意書です。

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一地方の石川県の金沢で、こんなにも熱く、はだしのゲンに取り組んでいらっしゃる方たちがいる。そして、わざわざ私の講演に来て下さった、それがとってもありがたくてありがたくて、涙が出そうでした。本当にありがとうございます。

それどころか、この私の講演のことをホームページに載せて下さっていたのです。

それから、まだまだ素晴らしい方たちが来て下さっていました。北陸、石川県の被団協の被爆者の方、被爆二世の方たちも。それから、なんと、「いしぶみ」を原作としての朗読劇「この子たちの夏」を毎年毎年上演なさっているグループからも。

これらについて、まだ続きますね。

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性教協石川セミナー①

昨夜、金沢から無事帰って来ました。前日の夜遅く到着し、昨日は朝から夕まで会場に詰め、終わるとすぐに駅。予定より一つ早い列車に乗ったので、観光どころか、お土産一つ買う間もなく・・・。サンダーバードはよく揺れて疲れました。

でも、私にとって、とっても実りの多い会でした。感動をもって、ご報告できます。

会場に向かう時のホテルの前です。兼六園の近く。女性は夜遅くも朝も大風呂には入れない男性だけという、さえないホテルではありましたが、朝食が良かったので許そうと思いました。

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まず、午前中の分科会は「障がい児・者の豊かな性と生」に参加しました。なんと、若い人が沢山。大学の教育学部の特別支援教育を成功している学生さんや専門学校の看護専攻の学生さんなどで20人。全部で30人もの分科会でした。

司会をして下さったのは、障がいのある人の作業所に努める性教協の会員の男性。この司会がとても良くって、若い人達が自らの体験も含めて、よく語ってくれました。障がいのある人とのふれあいとか、ご自分の兄妹が同姓婚をしているとか、お兄さんに障がいがあるとか。若い人たちの様々な考えを聴くことができて、私にも、とっても素敵な体験になりました。

若い人達、性教育バッシングを知りません。昔は全国で性教育に取り組まれていたこと、その時代のことは知りません。どのようにそれがつぶされていったか、七生養護学校での性教育への取り組みがどんなにすばらしくて、でも、それがどのようにつぶされた行ったか、それらも知りません。そのバッシングは今も修復されないままであることも。彼ら、彼女たちが小・中・高で、どのような性教育を受けて来たか、それはあまり語られませんでした。

でも、教育や看護を学ぶという場にいるからでしょうか、感性がとても良くって、この会を通して、障がいのある人の性は特別なものではなく、全く当たり前のことであるという事は、しっかりとつかんで下さったのではないかと思います。

分科会は、他に「道徳教育と性と生」、「多様な性で生きる私たち」の三つが行われましたが、どの会にも、若い人たち、学生さんたちが多く参加されたと。いいセミナーでした。

そして、お昼、お弁当の時間を和やかに過ごして、いよいよ私の午後の講演でした。若い人たちと午前中の分科会で話したこと、それを踏まえて、性教育とのつなぎをギリギリまで考えてスライドに手を入れて、苦労しました。

その私の講演について、とっても感動したので、明日ご報告しますね。

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金沢です。

おはようございます。金沢です。昨夜遅ーくに到着しました。診療を終えて急ぎ広島駅に行くと、カープ帰りの人が沢山。赤のユニフォームと、青のユニフォーム、名古屋に帰る人もいるのですね。

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これは大変。自由席が一杯かも。立って京都まではしんど過ぎるので、急ぎ並んで指定にしていただいて、無事座ることができました。

社内でお弁当も買えて、一息です。

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予定していたのより、少し早く乗れたので、新幹線内で時刻表を調べると、京都着から4分で指定を取っているのより一つ早いサンダーバードに乗れることが分かりました。よーし、乗るぞ!で、走りましたよ。サンダーバードは0番乗り場。すなわち新幹線から一番遠いホームです。ガラガラ引っ張って、走って走って、かつかつで無事自由席に乗れました。

サンダーバードは揺れます。金沢駅に到着時は結構ヘロヘロでした。でも、駅には性教協の石川の方が、遅いのに迎えに来て下さっていました。ありがたいことです。車でホテルまで連れて行って下さいました。おまけに、車を降りる時には、畑で取ってきましたと摘みたてのイチゴを下さいました。重ねてありがたいことです。私からは、駅でかつかつ買ったはっさく大福をお渡ししました。

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チェックインしたのは、12時近くになりました。はっさく大福、私の分も一つ。イチゴと大福を食べてホッと一息。今日の練習をして、休みましたよ。

 でも、ちょっと情けないこと。チェックインの時に渡された案内に大浴場、サウナがありました。お風呂があるのですねと言うと、終わりましたと言われました。午前1時までになっているのに。朝は6時からとあります。ああ、朝に入れますね、というと、男性だけです、と。夜遅いのも、朝のも、女性は入れないのですって。いやあね。

今日は、午前中は分科会、「障がい児・者の豊かな性と生」に出席します。午後は私の講演です。頑張って、福島のこと、8.6ヒロシマ平和の夕べのことなどを話します。

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みずほ塾in広島のご案内です。

今朝は、「今日は荷物をしないといけないのだから、早くしないと」と夫が言うのを、分かった分かったと言いながらブログを書きあげ、いざアップとなった時にぱあっと消えてしまったのです。パソコンの不具合は久しぶりです。でも、一体どうしたことか。何をしても戻りませんでした。もう、情けなくって。仕方がないので、お昼時間の今、もう一度書いています。

みずほ塾が一週間後になりました。広島では三回目です。一回目は被爆者の畠山裕子さん、二回目は「原発はごめんだヒロシマ市民の会」の木原省治さんがゲストでした。そして今回は私がゲストで福島みずほさんとお話をします。新しいフライヤーができてきましたので、ご案内しますね。

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テーマは女性と政治。お話したいことは沢山あります。また、政治のど真ん中にいる福島みずほさんに聞きたいことも沢山あります。

私が初めて福島みずほさんに出会ったのは、まだ参議院に立候補される前、弁護士として活躍されているころでした。1998年、初めて立候補された時には、応援にあちこち行かせてもらったものです。二人で初めて公開のトークをしたのは、福山であったと思います。以来これまでよくあちらこちらで会い、その度に話がさく裂していました。

今回もきっと話が次々と出るでしょう。多くの方にお会いできますように。

私は、沢山あるこれまでの資料の中から、どれを引っ張りだすか、考慮中です。きっと皆さまに元気になって頂けるような資料の提示とお話ができると思います。

今日は、診療後は新幹線に乗って、京都でサンダーバートに乗り換えし、金沢に行きます。いつも北陸に行く時は、京都で一泊して、翌朝サンダーバードに乗るのですが、明日は朝から会に参加しますので、今日の内に到着しなければなりません。長い列車の中で、みずほ塾の資料作りをするつもりです。

明日の「性教協石川セミナー」でも、多くの方にお会いできますように。

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ロータリークラブでのお話

昨日は、お昼の時間に広島西ロータリークラブにお話に行きました。ロータリーでお話しさせていただくのは、久しぶりです。

ぉそらく、皆様になじみのない世界、性暴力の話、主に性被害ワンストップセンターの話をさせて頂きました。これは会が始まる前です。

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30分、ぴっちり話をしました。今、ワンストップセンターは、とても忙しくフル回転です。個人が特定されないように配慮しての事例や、特に子どもの被害、薬物を使っての被害など、ほとんど報道されない所で、このようなことが起こっているのだと知って頂くことができたかと思います。

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スライドを使いましたが、ワンストップセンターのしおりと共に、スライドの一部、これを大きくプリントしたものを配りました。

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会の後、会長さんから、感想を言って頂きました。その中で「早くから、小学校、中学校のうちからちゃんと教育をしないといけないと思いました」と言って下さったのが、何よりうれしかったです。講演料をいただきましたので、即これはワンストップに寄付です。それと、会長さんからその場で1万円の寄付をしていただきましたので、それも、一緒に持っていきました。

ワンストップを県から委託されている「NPO性暴力被害者サポートひろしま」の台所事情はとても厳しいので、持ち出しになっています。今回の寄付はとてもありがたく、感謝致します。でも、何より色々な企業のトップで活躍していらっしゃる方々に今回の話を聞いていただけたのが、うれしいことでした。

もう一つ、ミーハーなのですが。陸上の山縣亮太選手のお父さんがいらっしたので、井原先生に写真を撮ってもらいましたよ~。

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関係者の皆様に感謝申し上げます。

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日大アメフト部と政治

日大アメフト部の監督とコーチの会見、もう私が言うまでもないのですが。ひどいものでした。全存在をかけて会見をした選手を否定するものでありました。

彼が言ったことを監督「私が指示したものではない」と言い、コーチが「監督は私にそんなことは言いませんでした」とかばう。

わあ、そっくり。「私は関与していない。もし私や妻が関与していたなら、私は議員をもやめます」と総理が言い、さあ、だから大変。多くの優秀な国家公務員がそれをかばうために「総理は言わなかった」「総理に報告はしなかった」と言い続けなければならない事。うその連鎖です。その内、当然のごとくボロボロと矛盾や証拠が出てきて。とうとう持たなくなって、かばい切れなくなって。そんな政治・行政の世界と同じです。

異なるのは、日大の選手のような人が政治の世界では出てこない事。いえ、出ようとすると、その前につぶされること。過労死だったり左遷だったりして。

それにしても、宮川選手の将来が気になります。ちゃんと生き抜いてほしい。せっかく恵まれた体とその誠実な人柄です。きっと生きて行く道を見つけ、強く生きて行って欲しいと思います。

昨日のビル開業の産婦人科医の会、他に研修があったので参加者は少なかったのですが、そこでも彼の行く末が論議されました。あれだけの彼だから、多くの企業が彼を欲しいと言うだろうと言う人がいました。そうかもしれません。彼と共に行動した、しっかりしたお父さんがついていらっしゃるので、彼を支えられるでしょう。でも、まだまだこの件、目が離せません。

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今日は、お昼にロータリークラブでお話させて頂きます。今から資料の仕上げと予行演習です。


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宮川選手の記者会見に思う。

昨日の、日大アメフト部、宮川選手の会見、見ていてあまりのことに愕然としました。ひどいと思ったことは沢山あります。

中でも、ええ-っと思ったのは、宮川選手は、全日本の代表選手に選ばれていたのに、それを監督が「行っちゃだめだよ」と言い、「どうしてですか」も言えなかったと。

監督というのは、本当に絶対の神様なのですね。

一人の学生を生かすも殺すも、監督次第なのですね。

ある日、大分に向かって車を走らせていて美東のSAで食事をしていた時、少年のスポーツの一団が入ってきました。それぞれ食券を買って、ちゃんぽんなどを食べています。そこに一人、中年の男がずっと椅子に座って、難しい顔をして腕を組んでいます。あれ?彼は食べないのかな?と思って見ていると、女性、たぶん少年のお母さんたちが食べ物をもってきました。彼の前に置くと、彼は腕組みをしたまま、少しだけうなづきました。そして、別のお母さんが、目の前にある箸入れから、箸を出し、彼の前に置きます。別のお母さんがお茶を汲んでもってきました。

そこで初めて彼は食べ始めました。本当は食べ終えた後の片付けを誰がするのか見ておきたかったのですが、そこまでこちらの時間がなくって。

少年チームの監督と保護者の方たちの関係がもろに見える状況でした。私が、大のカープ好きでも、スポーツの世界に今一つなじめないのは、こういう所なのです。

ここの所、毎日毎日、スポーツで体重を落とせという指導者の指示で生理もなくなってしまった少女たちが来ます。もう、生理が止まるほど体重を落としてはいけないという事が、世界的には分かっているはずなのに。

はい、今週末の金沢での講演のスライドの表紙のスライドです。

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スポーツの世界にも通じる事では、と思います。多くの方にお会いできると嬉しいです。

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「日本と再生・光と風のギガワット作戦」続きです。

「日本と再生」でそうなのかと思ったことの一つにドイツの発電の状況です。ドイツは、原発で作ったフランスから電気を買っていると言われていること。私も過渡期だから仕方がないかと思っていました。でも、現実は全く異なっていて、ドイツは電気輸出国になっていること。それも、自然エネルギーでの発電が主になっていてのことです。これは、メルケル首相が福島の原発事故を見て、決心したことで実現しました。

それから、面白かったのは、中国です。中国は、日本の原発事故に学んだという事、世界中のソーラー発電のパネルの70%から80%は中国で作っているので、太陽光発電は、低コストで簡単にできること。それから、広大な砂漠に膨大な数の風力発電の風車が設置されていました。

これは、会場で買って帰ったパンフに出ている、各国の方々が語った言葉を短くしたコメントです。改めて見てみると、世界中沢山の国を回られて、世界の発電事情をルポされた、これは貴重な映画だと思いました。

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この映画を作られた労力と情熱は大変なものだと思います。おこがましいのですが、私も少しだけですが、見学に行ったり、写真を撮ったりしているので、それをこの度の金沢での講演に使います。写真は全部私が撮ったものですので、版権は心配ありません。

山陰の風力発電です。

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大分八丁原の地熱発電所です。ここの発電だけで、22万世帯の電気が賄えるそうです。


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そして上関の原発建設予定地です。これは私が撮った写真でスライドにしたものです。この時、いるかが沢山来て船の周りを泳いでくれました。

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危険な原発よりも、こうした資源に恵まれている日本です。ますます自然エネルギーの活用をしていかなければと思います。




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「日本と再生・光と風のギガワット作戦」

昨日は、午前中は映画「日本と再生」を観に行きました。「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のスタッフにお二人と一緒でした。

午後はエイズの日曜検査の当番。

終わると、ひたすら講演のスライドづくりをしました。今週は、木曜日に「性被害・子どもの被害と薬物を使った被害」についての講演と、週末には金沢で「広島から福島へ」の講演をします。

スライドづくり、こんをつめてして全部出来上がって送り終えたら、頸と肩がカチカチで泣きそうになったので、ゆ―ぽっぽでマッサージをしてもらいましたよ。

「日本と再生・光と風のギガワット作戦」。「日本と原発」の続編です。河合弘之弁護士と飯田哲也さんが世界中を旅して、発電の状況のルポをします。原発や火力発電から、太陽光や風、地熱などの自然エネルギーを利用した発電に、世界中が切り替えている現実がよく分かりました。

日本も福島原発の事故以来、多くの人達が自然エネルギーの発電に力を入れているのですが。政策が何とも後ろ向きで。その陰に原子力村、利権を追う企業、政治家、学者たちの暗躍があります。

それにしても。3.11の福島原発の事故は、世界中に原発の危険性を知らしめることになっているのですね。ヨーロッパ、アフリカ、北米、中国・・・。自然エネルギーにどんどん変わってきていますよ。

それは、安全であるだけでなく、その方が発電コストが安いことがよく分かったこと。技術が進んで、経済優先でも、その方がうんと利益があるということが分かったと。それが大きいそうです。

映画の後、監督の河合弁護士のお話もありました。

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広島と福島を考え、福島支援の私たちの取り組みを今度お話する上でも、とても勉強になりました。

多くの人が鑑賞されますように。

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西城秀樹さんもう一度・岸井成格さん

色々な話がでてきたので、もう少し、西城秀樹さんの話を。

広島では、号外が出ましたよ。

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その報道された日、クリニックで一人で原稿を書きながらテレビを見ていて、NHKの午後7時の全国ニュースでなんと、秀樹の「ハウスバーモントカレー」のコマーシャルが流されましたよ。NHK、商品名の前で切るのかな?と思ってみてたら、なんと、ぜーんぶ、商品名までばっちり流しましたよ。これだけ堂々とNHKでコマーシャルが流れたのは、初めてではないでしょうか。

私の父は、公立高校の校長を定年退職した後、西城秀樹の母校に講師として勤めていました。そこで、秀樹から「母校のためなら何があっても駆け付けます」とメッセージがあったのだと。そしたら、教師の間で、「あんな不良みたいなのに来られたら困る」と言っていたのですって。私たちは、その話を聞いて、何を言ってるん。秀樹が来たら、もう、生徒も大喜びだわ。受験生だって増えるかもしれんのに。先生たち、知らないってバカだねえと話しましたよ。

西城秀樹さんが声優をしてるアニメ、中沢啓治さんの、はだしのゲンが生まれるきっかけとなった「黒い雨にうたれて」をあらためて見ました。素晴らしい。やんちゃな広島の男の子、広島弁も、演技も。ここで見られます。

http://embed.nicovideo.jp/watch/sm29141184

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これもテレビで見ました。視聴者の投稿でした。あるホテルで息子さんがトイレに入った時、便器が高くておしっこをするのに困っていた時に、西城秀樹さんが手伝ってくれたのだと。おじちゃんが手伝ってくれたというのを見たら、西城秀樹さんだったと。優しい人だったのですね。

それから、亡くなったと言えば、やはりこの方、岸井成格さん。今日の「サンデーモーニング」でも、特集をしていました。ニュース23のこの人に対する政権の圧力もひどい物でした。やはりこの方には生きていて欲しかったです。お具合が悪いということは、最後の出演された姿を見て分かっていましたが。大切な人が次々と亡くなります。この社会、どうなって行くのでしょうか・・。

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竹田雅郎さんの弁当箱②

広島二中の竹田雅郎さんのお弁当箱の続きです。

雅郎さんたち広島二中の一年生の全滅の様子は、ポプラ社の「いしぶみ」に記されています。杉村春子さんの朗読で広島テレビっ放送局が作った番組「碑」を本にしたものです。

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この本は、私の父の蔵書です。あの当時広島二中の教師だった父が昭和四十五年二十日発行の初版本を買って大切に読み、保管していた物です。

この本の「お寺の救護所で」の項に雅郎さんの亡くなった様子が書かれています。

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『舟入川口町にありました唯信寺は、仮救護所もつくられましたが、住職の子どもさん、大内俊くんが広島二中の一年生だったこともあって、八人の生徒がたどりついています。この八人のうちの一人小野敦君は、寺の救護所でやけどに白いくすりをぬってもらって、近くの家に夕方六時に帰ってきました。

「お母さん、かえりましたよ、といってくれたのですが、顔がやけどではれあがり、手当のしようがありませんでした。
やけどで痛かったのでしょうが、友だちの名をよんではがんばれといい、思いきり水を
飲みたい、と申しました。数をかぞえてみたり、友だちの名前を読んだりして気をまぎらわし、がまんして苦しいとひと言も漏らさず、その夜、七時半に死んでしまいました。」

小野くんのほかの七人は、手当を受けたあとそのまま寺に収容されたてのすが、全員が生きているうちに両親にあうことができませんでした。だから、お父さんやお母さんの話は、遺体をたずねあてたときに、お寺の方やそばにいた人から聞かされた話なのです。

  (中略)

坪木君と同じ日に、竹田雅郎君も同じように国歌をうたい、そして日本万才とさけんで亡くなりました。
 このことを、高田郡におられたお父さんが広島にでてきて聞かれたのは、戦争も終わった八月の末でした。』

まだ、たった70年余り前の、弟もこうして生きていて、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のスタッフの一人としてコツコツと活動している、そんな出来事なのです。

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西城秀樹さん

竹田さんの弁当箱のことを書くつもりでしたが。それは明日に回さざるを得なくて。すみません。

やっぱり、西城秀樹さんのことを。テレビで次々といろんな局で西城さんのことをやるたびに、沢山の曲を聴くたびに、涙が出て仕方がありません。それと、あの、野口五郎さんと舞台の上で抱き合うシーン、たまりませんねえ。

やはり広島出身であって、後輩の〇〇先生と同じクラスであり、父が勤めていた高校出身であり、お父さんはここのお店のオーナーで、などととても身近な存在としてあったこともあるでしょう。

沢山の歌、私は「情熱の嵐」が一番好きでした。二年前に、「同窓会コンサート」に行って、感動したことをここに書いています。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-91b5.html?optimized=0

二度の脳卒中の後のマヒした体で、でも、歌は本当に全く普通に歌って。それはびっくりしましたし、感動でもありました。

その時のチラシを。

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歩いたり立ったりするのが不自由でも、それを皆さんが上手にカバーして、ああ、皆さんに慕われているのだなあということもよく分かりました。それに何よりご本人の頑張りがすごいと。

ああ、行って良かったなあと今もそう思います。

長く生き来ていると、いろいろな人、それも私よりだいぶ若い方の死の報せに接することが多くなりました。悲しいことです。その度にああ、生きるという事はこういうことなのだと、みんないつかは生きることの務めを終えて、こうして死んでいくのだと、いつかは私もそうなるのだと、感じざるを得ません。

同窓会コンサートでも、聞かせてもらった新曲、「蜃気楼」の歌詞、悲しいです。

「都会の砂漠独り 歩いて何処へ辿り着く
  ・・・・
もう一度だけなら 立てる気がした
焦げつきそうなこの身体
闇に塵の世 一筋の光求めて
どうにもならないと諦めていた
胸が引き裂かれる痛み
  ・・・・・・・・・」

合掌。

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竹田雅郎さんの弁当箱①

5月14日の中国新聞に載った記事です。

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竹田雅郎さん、私たちの「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のスタッフでもある竹田さんのお兄さんの弁当箱です。当時、広島二中の一年生であった雅郎さん。学徒動員で建物疎開に動員されていて、平和公園の川岸で被爆。その時の二中一年生は全員亡くなりました。

お弁当箱は、広島原爆資料館に大切に保管してあります。2013年6月、私たちは竹田さんに連れられて、そのお弁当箱を見せてもらいに行きました。それはここに書いています。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-b6e7.html

その時の写真の一枚です。竹田さんと沖縄の知花昌一さん、もう亡くなってしまった中村周六さんです。

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まだあどけない12才の少年が、炎に一瞬にして焼かれ、やっと舟入のお寺までたどり着いて、そこで亡くなったと。

その雅郎さんの名前は、二中の碑の裏に記されています。

広島二中の碑。これは昨年の8月6日、二中の慰霊祭が始まる直前。安倍首相の乗った車が厳重な警備の中、猛烈なスピードで通り過ぎていきました。

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慰霊碑の裏の亡くなった先生、生徒の名前。この人達が一発の原爆で焼かれ死んでしまったのですね。

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第一学年第六学級の右端に竹田雅郎さんの名前が。そして、左端には、8.6ヒロシマ平和の夕べにも来て頂いた松本正さんの弟さん、松本勝さんのお名前があります。

この項、続きます。


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「記憶の限りでは」

今、日本の政治は一体どうなっているのでしょう。いい加減にしてほしい、嘘だらけ。教養もなく、嘘にウソを並べて、何とか乗り切ろうとしている政府、行政。まったく、もう、恥ずかしいというか、あきれたというか。

今のこの姿を、子どもたちはどう見ているのかと危惧します。

ある高校生です。妊娠しています。生むつもりはありません。それでも、彼女は妊娠は認めるのですが、まあ、それはエコーではっきりうつっているので認めざるを得ないのですが。それでも、相手は?という質問に性交はしていませんと言います。それも、

「私の記憶の限りでは、性交はしていません」と。

「記憶の限り」ですよ。うん?どこかで聞いたような言葉、でも、私の長い診療歴で「記憶の限り」という言葉は初めてです。

それは大変。では、どこかで、記憶がなくなったという記憶はない?と聞きました。この頃、時々あるのです。「レイプドラッグ」。気づかない内に、飲み物に薬を入れられて、記憶を失ってしまう、目が覚めた時にはレイプされていたという事。アルコールだけではありません。カラオケでカルピスを飲んだら、記憶がなくなったということ。それかと思いました。男性と一緒にいて、眠ったかもという記憶は?それもないと言います。

それなら、誰かをかばって?身内?これも時々あります。相手が実のお兄ちゃん。寝ている時にいたずらをされてと言うもの。でも、彼女は一人っ子だと。

お手上げです。母親の前でかたくなになっています。

大丈夫。動揺しているのかもね、それでは、いったん帰って、ゆっくり思い出してね。思い出したら、来て下さい。でも、あまり長くは待てませんよ。一週間以内に来てね。

妊娠という厳然とした事実があって、嘘とわかっても、「記憶にない」ということで、ごまかしたり逃げたりすること。それは、そっくりそのまま国会での姿です。

今、政治は、若い人や子どもたちにそんなウソや逃れ方を教えているのですね。そんな姿を子どもたちにもさらけ出していること。もう、いまや完全に「嘘はつかないで」という教育はできませんね。

「記憶にない」という言い方、本当にびっくりしました。

はい、そんな今だからこそ、しっかり考えたいと思います。


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この第3回目、福島瑞穂さんと一緒に「女性と政治」について語ります。

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沢山お話したいことがあります。多くの方とお会いできますように。

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性教協例会②ここいろhiroshima

性教協例会での、ここいろhiroshimaのお二人のお話。

中でも、お二人が始めた「子どもを対象にした会」が、とてもうれしいし感動です。これまでのデータにもあるように、多くの人は自分の性別への違和感を幼い時から持ち始めています。それは、なにより本人が苦しく、それを知った保護者の方々にも戸惑いや苦しみがあり、かつ、孤立しがちなことでもあります。同じような状況にある方たちがつながることにとても意義があることと思います。

そのホームページは、次の所にあります。

https://sa-chan.net/post_lp/cocoiro-hiroshima/

ぜひ覗いてみてくださいね。そして、さーちゃんと一緒にこの活動をしているもう一人の方、あっきーの中国新聞の記事がありますので、それを転載させて頂きますね。この記事を書かれた記者さんも、当日、一才の赤ちゃんを連れて、例会に参加して下さいました。赤ちゃんの声が聞こえる会、その雰囲気がとてもうれしかったですよ。


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5月20日の会も盛況でありますように。

話して下さったお二人、参加して下さった多くの方々、ありがとうございました。

次回は、7月22日、性同一性障害と診断された小学生のお子さんをお持ちの方の、学校への取り組みなどのお話をして頂きます。またお会いできますように。

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性教協例会①「自分らしさ」って何だろう?

昨日は、性教協広島の例会でした。

「ここいろhiroshima」のお二人に来て頂いてお話を聞きました。

「ここいろhiroshima」は、「こころもからだもいろいろ。彩り豊かでええじゃん!」をモットーに、

「自分の性について悩むセクシャルマイノリティーの子どもたちとその保護者を対象にしたコミュニティスペースを提供しています。」

「月に一回ペースで広島市内にある公民館やコミュニセンターなどで、ざっくばらんにおしゃべりしたり、工作をしたり、参加者の皆さんが楽しめる活動を毎回考えています。」

という當山敦己(あっきー)さん、高畑桜さん(さーちゃん)のお二人です。配って頂いた案内のお二人の紹介から。

あっきーは、「性同一性障害(FTM)で性別適合手術、戸籍の変更済み。福祉職とセクシャルマイノリティ啓発活動家の顔を持つ。笑うこと楽しいこと大好き!」

サーちゃんは、「レズビアン(Xジェンダー傾向あり)。元小学校教員で現在は神石高原町地域おこし協力隊として活動中。毎日をもっと楽しく!面白く!」


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沢山の方に来て頂きました。満席です。学校関係者だけでなく、いろいろな大学の学生さんも。

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まず、お二人がそれぞれ、ご自分の生い立ちなどの体験を話されました。

さーちゃんの『私がこれまで見てきた世界~「自分らしさ」と向き合って~」

そして、私自身かまだちゃんと整理し切れていなかった「LGBT」と「SOGI」について、丁寧に話して頂きました。

「LGBT」はもうかなり理解されてきました。「レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー」など、性的少数者とされて、主に人を指します。それでも、この中に入らない方もいます。

「SOGI」は、「Sexal Orientation」性的指向・どんな性別の人を好きになるか、と、「Gender Identity」性自認・自分の性別をどう思うか、を示します。

ですから、さーちゃんは、体は女性です。胸があることにも、生理があることにも違和感はありません。そして、女性を好きになります。でも、少し男性性もあり、だから、心は「X」であるということになると。

このお話続きます。

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母の日のプレゼント

母の日ですね。私には、もうプレゼントする母は二人ともいません。義母が生きている間、昨年までは、毎年ちゃんとその日に届くようにあれこれ選んで贈っていました。そのプレゼントもしなくてもいいようになりました。そういえば、あの義母へのプレゼントの数々、いったいどうなったのでしょうね。実母への母の日のプレゼントは、あまり思い出がありません。いつもプレゼントはしていたのですが、具体的に何をしていたのか、ほとんど記憶にありません。もう亡くなって長いので。もう少し長く生きていて欲しかったなあ、もっとしっかり親孝行がしたかったと今になって思います。

 昨夜、息子家族から届きました。京都の現代の名工の職人さんが作った眼鏡ケースです。なんか、もったいなくて使えそうにないけれど。カードもうれしいです。

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もう一つ、プレゼントを頂きました。甥の長女。この度、めでたく大学も出て、国家試験も受かり、就職、初給料をもらったと。なんと、一人一人みんなにプレゼントをくれました。私にも、夫にも。私へはカープとコラボのフェイラーのハンカチです。

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ひゃ―これももったいなくて使えないよー。 どこかに飾りましょうか。それにしても、初給料でプレゼント。両親やおばあちゃんには分かるけど。そのおばあちゃんの妹夫婦にまで。ありがたいことです。

今から性教協の例会に行きます。性同一性障害、レスビアンなどのLGBT当事者の方々のお話をうかがいます。昨日は、懇親会で楽しく過ごしました。いい仲間に恵まれて幸せだと思います。ますます頑張らなければ。

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性教協広島サークル例会のお知らせです。

今日のアップ、遅くなりました。朝、いつも通りブログを書こうとしたのですが、ネット上でとてもいやな物を見たので、その対策に追われていました。根拠のない誹謗中傷をされたとき、今はネットの世界で、アッという間に広がることがあります。黙っていてはいけないとの夫のアドバイスもありました。これにつき、また改めてきちんと書こうと思います。ひどいうそを書くことでのうっぷん晴らしなのかどうなのか知りませんが、私にとって、第二回目の名誉棄損の訴えを考えています。

さて、明日の大切な会についてのお知らせです。性教協広島サークルの例会です。明日の午前10時から。
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性教育のテーマとして、 LGBT、性的マイノリティーは今やとても大切な課題となっています。その当事者の方たちのお話をうかがいます。


一昨日の比治山大学での講義でも、そのテーマを話し、資料をお配りしました。私たちの勉強会の中で戴いた資料の一部です。

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これらは、とても大切なことで、時には命に関わることでもあります。H大学の学生さんが、自分がGAYであることを友人にかってに公開され、自ら命を絶ってしまったのも、最近の話です。

明日の会はどなたでも参加できます。どうぞ、いらっして下さい。共に知り、考えましょうね。

昨夜は、カープ堪能しました。あはは、14対1ですよ。こんな試合、めったにあるものではありません。なんていっても、新井さんが復帰してくれたのがうれしくて。きっとベンチの雰囲気もうんと明るくなったことでしょう。これからも期待できますね。また行きたいよ~!!

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比治山大学の学生さんに講義をしました。

昨日は、午後6時から、比治山大学現代文化部子ども発達教育学科の主に一年生に話しに行きました。

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毎年行っていますが、今年は昨年よりもさらにパーションアップして準備をしました。性被害ワンストップセンターのこととLGBTについて。この準備がなかなか大変で、時間がかかりました。

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この学科の多くの学生が教師になります。自分自身のこれからと、教師になった時の教育について、双方を理解してもらうようにという話です。

2時間、びっちり話した後、司会の先生から「何か感想でも、質問でもありますか?」と学生に聞くと、サッと沢山の手が上がって、びっくりしました。学生たちはとても積極的です。こんなに手が上がるなんて考えていませんでしたので。さくらかと思って後で聞くと、全然そんなことはなく、全て学生たちの意志でのことだと。質問には、丁寧にお話しましたがとてもうれしかったですね。

さらにうれしかったこと。講義が済んで控室に帰った所、そのドアの前に二人の男性が立っていました。そして、「1年生の時に先生の話を聞きました。今は社会人になっています。教師をしています」と。「どこの学校ですか?」と尋ねると、「〇〇小学校です」と。「わあ、〇〇小学校は、かつて、とても積極的に性教育に取り組んだ学校ですよ。今は、その学校のOBの先生たちと一緒に性教育の勉強会をしていますよ。」と話しました。私の話を聞いた学生たちが、こうして現実に教師となって働いていることを知って、さらにうれしかったと言うことです。

今年も私を呼んで下さってありがとうございます。とあらためて先生方に感謝しました。私の話を聞いて下さった学生さんたちに幸あれ!

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釜山、海老の醤油漬け・カンジャンセウ定食

釜山での最後の晩ご飯、国際市場に行って靴下などを買った後、釜山のクンチプに行きたいと。ここは、事前に韓国語の先生に、こんなお店があるという情報をいただいていました。地図を見ながら、途中、昨年暮れに来た時に姉が眼鏡を作ったお店に入って地図を見せて尋ねたりしながらたどり着いたのは、国際市場から一本入った所にある大きなお店です。

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ソウルでカニの醤油漬けを食べたのもクンチプでした。ソウルのお店と関係があるのかどうかは分かりませんが。

一階はこんな。

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私たちは、予約もしていませんでしたが、すんなり入れて頂いて、二階に案内されました。

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広間に回りにある個室は、予約の人たちでいっぱいです。ドラマで見る気遊底の女官の住まいみたいな作りです。その内、広間もみるみる人で埋まって、早めに入って良かったと思いました。ここでは、海老の醤油漬け、カンジャンセウが食べたかったのです。でも、メニューを見ると、他にも魅力的なのが一いっぱい。結局、海老の醤油漬け一人前、アワビの醤油漬け一人前、海鮮鍋二人前にしました。で、そろったのが、これ。

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海老は一人前大きいのが8匹。アワビは5個。

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鍋はお兄さんがそばまで来て、ワタリガニをさばいたりしてくれます。アワビやエビやタコや、いっぱいの鍋です。

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海老はトロリとして美味。サイコーです。カニの醤油漬けはソウルで食べていたので食べませんでしたが、ここのも食べてみたいですね。エビの醤油漬けとカニの醤油漬けを半分ずつにして食べるといいかも。お値段もとてもリーズナブル。これらにマッコリを器で戴いて、みんなたらふく食べて飲んで、一人分2100円くらい。ソウルよりうんと安いですね。

釜山、ソウルで、 まだいろいろ食べましたが、いったんここで終了としますね。今後機会があれば、またこの旅について書きますね。 

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アワビがゆ、アワビラーメン、カニの醤油漬け。

釜山とソウルで食べたもの、まだまだ続きます。

9人の旅での朝ごはん、ホテルの近くの「済州家」。アワビがゆのお店です。アワビがゆがとってもおいしいのですが、二人、アワビラーメンを食べたいという人がいました。何度も行ったお店ですが、ラーメンは見るのも初めてです。それが珍しくて。ラーメンは、びっくり、鍋で出てきました。今度行く時には、私もラーメンを食べようとおもっていたので、4人の旅の時に頼んでみました。焼き魚も頼みました。焼くというよりも、少量の油で揚げてあるようで、ぱりぱりで骨も食べられます。

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ラーメンの中には、海老、カニ、シャコ、ムール貝、それにアワビも一個、丸ごと入っていて豪華でした。韓国のラーメンの麺は、インスタントです。お味はまあまあかな?

4人の旅の二日目、ソウルで夜食べたのは、いつも行っている仁寺洞の近くのクンチプ、ワタリガニの醤油漬け、カンジャンケジャンの定食を食べました。久しぶり。カニの身はトロリとして、それはそれはおいしくて。

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甲羅には、ごはんを入れて混ぜて食べたり。ごはんとカニの身を海苔に包んで食べたり。堪能しました。釜山では、生のカニではなく、エビの醤油漬けを食べに行きました。明日に続きますね。

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韓国のかき氷

昨日、釜山空港のかき氷、ブルーベリーがどっさり乗ったのを書きましたが。韓国に行って食べ物の楽しみな一つがかき氷、パッピンスです。この度の9人の旅(紛らわしいので、9人の旅、4人の旅とします)でも、かき氷を食べました。

地下鉄に乗る時に、階段を上がったり下りたり、乗り場を間違えてここは違う、あれっ同じ所だった、などと繰り返しました。電車で南浦に降りて、国際通りに行こうとした時、すっかり疲れて「コーヒーを飲みたい、ちっょと休憩をしましょう」とカフェに入りました。広いカフェ、二階に上がりました。平日の昼間でもあり、あまり人がいませんでした。それぞれ、ホットコーヒーやアイスコーヒーなどの飲み物と、ふと見るとパッピンスのポスターが張ってありました。飛びつきましたね。で、三種類頼んでみんなでこんなにして食べましたよ。

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これは、マンゴーどっさりのヨーグルト味。

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イチゴとマンゴー。チョコがさしてありました。

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餡と黄な粉のお餅の練乳どっさり。向こう側にはホットックの中身みたいな木の実がこれもどっさりでした。

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昨年12月に異なる友人たち4人で行った時には、 ロッテデパートでこんなかき氷を食べましたよ。すでに報告しましたが。

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黄な粉のお餅の氷の中には練乳がどっさり隠れていました。

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もともとかき氷が好きで、だから鹿児島のしろくま、そごうで九州展がある時には毎日のように食べに行きます。今回の2回の釜山でも、堪能しました~。


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無事帰りました。釜山の空港のかき氷。

昨夜無事広島に帰って来ました。釜山が雨、分厚い雲。私たちが午後3時に飛行場に行った時には、飛行機が到着することができず、運航する機がないという事で、飛ぶかどうか全く見通しは立たず、手続きはストップしていました。仕方なく、空港のカフェが満員でロッテリアでコーヒーとポテトを食べながら過ごしたり。さて、もし帰られなければ明日の診療はどうしようか、どうしたら明日朝一番で帰られるかなどと考えたり話したり。

結局本来5時55分発の予定が7時20分発。入国手続き、預けた荷物を取ったり、税関を通ったり、タクシーがすごい行列だったりで、指定を取っていた9時9分発のみずほに乗れませんでした。すぐに並んで9時50分のさくらの自由席、これは早くに並んで二番目だったので座ることができました。家に帰ったのは11時半。とにかく帰ることができて良かった良かったです。

でも、搭乗手続きをして出国手続きをして中に入ってからも、たっぷり待つ間、いいこともありました。搭乗口のそばにカフェがあり、そこでかき氷、パッピンスを食べたのです。

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これ。山盛りの大きな氷の上に大量のこれも極上の大きなブルーベリーがこれでもかと乗っています。チーズクリームの角切り、アイスクリーム、それに練乳。夫は食べず、姉、姪、私の三人でもおいしいけれど、多すぎて食べきれませんでした。

韓国のかき氷、沢山たべましたが、これはこれは。

 買って帰った私たちの食べ物で、うれしいのはこれ。エビのカップ麺です。姉たちが買っていたのがうらやましくて。スープがとてもおいしいのだと。私も、と探しました。大きいのと小さいのがあって、私は小さいのを買いました。姉たちは農協のマーケットで750ウォンで買ったと。私はロッテデパートの地下で買ったので850ウォンでした。

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釜山でもソウルでも色々食べました。絶品の物も。またご報告しますね。

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スマホでの手話の会話

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おはようございます。三度釜山です。分厚い雲、雨が降っています。まさか、帰りの飛行機が飛ばないなんてことはないでしょうね。少し心配です。最後なので、どう過ごすか考えています。ホテルの近場で買い物でしょうか。この度は、韓国の味を堪能しましたが、また機会を見てご報告したいと思います。

久しぶりのソウルでは、やはり欠かせないお風呂、汗蒸幕です。いつも行っている「シロアム」。そこであかすりもしてもらいサウナでのんびりしました。そこでの話です。4階では、沢山のサウナに取り巻かれて、とても広い広間があります。そこで人々は、思い思いに過ごします。寝転んで巨大なテレビを見たり、爆睡したり、何かを食べたり。私も、パッピンス、韓国のかき氷をみんなで食べました。

24時間営業なので、そこに泊まることもできます。5階に、宿泊する人用の睡眠室もあります。一回1600円ですので、ホテルに泊まるよりも、うんと安上がりで、お風呂やサウナにも入れるので、若い人には人気があるようです。旅行者用にスーツケースを預かる部屋もあります。

広間には、大きな樹がいくつも横たえてあります。それが背もたれにもなります。その陰で、寝転んでウトウトしていました。横に若い女性がいて、片手でスマホを掲げて見ていて、もう一つの手を忙しく動かしています。何気なく見ていると、それは手話でした。スマホでテレビ電話にし、向こうの人とお互いの手話を見ながらの会話ですね。画面の向こうでは、男性が両手を動かしています。ああ、スマホのこんな利用法もあったのかと、ちょっと感激しました。メールのやり取りよりもとても早く、同時進行で反論したり、合意したり、会話ができます。

その話はとても長く、そして、何やらもめているようです。その内、彼女は泣き出しました。泣きながら、激しく手が動きます。何かを強く訴えているようです。内容は全然分からないけれど、よそにいる人と、こうして会話ができている姿が強く心に残りました。もしかすると、日本でも、こんなことは行われていて、私が知らないだけだったのかもしれませんね。

今回は、あまり韓国の人と話をしませんでしたが、私の韓国語があまり役にたたないことをあきれられてしまいました。とっさの単語がなかなか出てきませんでした。今度から、会話を頑張らなければと思います。

さあ、無事に帰って明日からまた仕事です。

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ソウルです。

ソウルにいます。昨日、KTXで釜山からきました。

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KTXの窓の外は、トンネルと山、ところどころ高層ビルの都会が展開するという日本とほとんど変わりません。とても面白いことには、韓国の駅には改札はありません。自分でかってに入って、決められている座席に座るだけです。車掌さんに聞かれたら、プリントアウトした切符を見せるだけなのですが、私たちは聞かれもしませんでした。ただ、車掌さんは歩いていらっしたので、自分が持っている座席表と比べていらっしゃるのでしょう。自由席がないので、それで何にも困らないという事だと思います。

車中では、釜山の農協の前のおばさんから買ったイチゴを洗って来たので、それをみんなで食べました。とてもきれいで大きくて美味しいイチゴでした。
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そして、情けないことに、まだレセプトチェックができていなかったので、車中でそれをしました。レセプトを持って来るときに夫が重いのに、どうせできないのだからもって行くなと反対したのですが、この旅行中にしないと後が大変だからと持ってきました。車中で快適に仕事ができて、よかったです。

ソウルは、韓服の若い人がとても多くて、はてどうしてなのか分かりませんでした。男性も女性もです。女性のは、とっても美しいし、男性の韓服はドラマで見慣れていますが、なかなか素敵です。

やはり韓服の小さな子たちがノートをもって、仁寺洞で白人の人を捕まえては、話しかけています。ああ、平和公園の修学旅行生で時々見かける英会話の実習だなと見ていました。こちらは平日なので、学校から来たのでしょう。

 で、歩いていると、小さなかわいい男の子が目をくりくりさせて、私の目をじっと見て前に立っています。「どうしましたか?」と聞くと、「話をさせてもらえませんか?」と。「英語で?」「はい。」「お年はいくつ?」「10歳で、〇〇小学校の4年生です。」「ええ、話はできますが、私は日本人ですよ。」というと、「日本人?」とはてなの顔をするので、ハングルで「イルボンサランですよ」といいました。「英語はできますか?」と聞くので、「それはできますが、でも、ネイティブではありませんよ」と言いました。そしたら、私に丁寧に頭を下げて、「ありがとうございました」と、去っていきました。後で考えると、もう少しお話をしたかったなあ、小学生がどんな英語の授業を受けているのかとか、日本をどう考えていますか?とか、聞くチャンスだったのになあと。その場では少々びっくりしてそんな対応をしてしまいましたが。それにしても、とてもとても流暢な英語でした。

今日のお昼にまたKTXで釜山に戻ります。

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9人の釜山④キムさんの案内

またまた釜山にいます。昨日、前と同じ飛行機で来ました。空港で、待合室に出ると、なんと、この前私たちのガイド兼運転をして下さったキムさんにばったり会いました。もう、びっくり。向こうもびっくり。また来たのですか?はい。今度は家族と来ましたと。夫と姉と姪も挨拶をしました。その節は、本当にありがとうございました、と。キムさんは、私たちのそのあとにやはり福岡から来る一団を案内するために来られていたそうです。人気のある方ですので、きっと引っ張りだこと思います。その丁寧な仕事ぶりには、ほんとうに頭が下がります。

キムさんが連れて行って下さった橋のイルミネーション。走っている車の中から撮りました。

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もう一つ、キムさんが連れて行って下さったのは松島の海岸です。そこには、海にせり出した道が作られていました。スカイウォークと名付けられています。その上はロープウェイ。ぜひそれに乗りたくて、今日行きました。ところが。私たちの前の人までは乗って行ったのに。突然強風で中止だと。まあ、情けない、乗ることができませんでした。確かに、ものすごい強風でしたので、仕方ない事ではありますが、残念無念でした。


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龍のお姫様と漁師との悲しい恋の像で、お話して下さるキムさんです。今度またガイドや車が必要になったら、ぜひともまたキムさんにお願いしようと思います。

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今日は、KTXでソウルに行きます。

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9人の釜山③行きの飛行機の中で四国さんに出会う

釜山行、話の順番がぐちゃぐちゃですみません。

福岡空港から釜山への飛行機に乗る前に沢山置いてある新聞の中からひょいと毎日新聞を取りました。他意はなく、ただ、日ごろ自宅で毎日を読んでいるからにすぎません。そして、一面を見て、アッと思いました。

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すみません、狭い機内で写真を撮るのが四苦八苦できれいに撮れません。大好きな四国五郎さんの息子さん、光さんが父親が抑留されていたシベリアに足跡をたどって行ったというその記事です。私は、光さんのフェイスブックで見ていましたが、それが大々的に特集されています。これは九州版ですが。
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一面だけでなく、4面の全面を使って。

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またまたすみません。横向きで。これは二つに分けて撮りました。

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私は、四国五郎さんのシベリア記、我が青春の記録を購入しています。三人社発行。高価でしたが、あのシベリアの極寒の地で大変なご苦労をされた実録は、貴重な歴史書でもあります。あの温厚な四国五郎さんが、このような苦労をされたとは。よく生きていて下さったと感謝の思いです。

7_2 その四国さんのことが、もちろん光さんの ご苦労で、こんなに大きく報道されてうれしかったのです。

家に帰って、広島版を出してみました。九州版の方が大きく扱われています。どうして?四国さんはヒロシマの人で光さんは大阪の人なのに、どうして大阪本社の広島よりも九州の方が大きな扱いなのだろうと、夫に聞くと、九州本社も長崎を抱えていて、平和についての意識は高いのだと、そう言いました。

今、平和公園はフラワーフェスティバルの準備がすっかり出来上がっています。これが来ると、いつも思い出すのです。広島の画家の皆さん、四国さんや私の恩師の柿手先生などがいつも障がい者のステージ、マーガレットステージの前で似顔絵を描いていらっしゃいました。四国さんに似顔絵を描いてもらいたくて並ぶのですが、いつも順番が違って、他の方に書いてもらう羽目になって。とうとう描いてもらえないままに亡くなってしまいました。それが何より心残りで。

釜山への飛行機の中で、本当に偶然見つけた四国五郎さん、光さんの記事でした。

今日は、早くに出発して、また釜山に向かいます。またご報告しますね。

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9人の釜山②少女像・徴用工像

時間の順序は違うのですが、昨日のニュースを見てびっくりしたので。釜山での二日目、ホテルをチェックアウトし、荷物は預かって頂いて、地下鉄で向かったのが日本総領事館です。その前に設置されている少女像にお花を届けたくて。

従軍慰安婦については、性教育の大切なテーマでもあります。戦争中、女性たちがどう扱われたか。高校生にもなると、仲間たちは、このテーマでのディスカッションをするなどで取り組んでも来ましたし、私自身も何度も元慰安婦の方たちのお話を聞いています。今は高齢の方たちも、当時は少女だった、その像は、写真でしか見たことがありませんでした。性教育の仲間たちと行くからには、これを無視してはいけないと思ったのです。

旅行の二日前にそれを話すと、メンバーの一人のHさんが、自分で作ったばかりの花があるので、それを使ってお供え用に作りますと。それを持っていきました。地下鉄の駅の出口を確かめていましたので、出ると、直ぐの所に少女像がありました。

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ピンクのバラを椅子に供えました。

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高い塀の領事館の周りは、警察官がいっぱいです。 みんなで写真を撮りました。

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そのすぐそばに、全然知らない銅像がありました。

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手につるはしを持って、あばらが出てやせこけた男性です。一目で徴用工だと分かりました。「釜山市やトングチョンは強制徴用工に保障せよ」と書いてありますが・・。日本という単語はひとこともありません。車がついているので、これはまだ正式に設置されていないのだと分かります。なんだろう?と分からないままに帰ったのですが、昨日のテレビ、今日の新聞でびっくりしました。この設置をめぐって、大きな集会と警察との闘争があったのですね。一日違いでした。

少女像の前では、像のふき掃除をしている若い男性がいて、頭を下げられましたが・・・。私たちは、戦争中に大変な苦労をかけた朝鮮半島の方たちに、どうすればよいのか分からないままでした。この像でいいのかも分かりません。が、頭を下げる思いはあるということを、何かで表したかったのです。


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9人の釜山①

昨夜無事釜山から戻ってきました。一泊二日の短い大人の修学旅行。けがも病気も喧嘩もなく、強制的に入って頂いた保険を使うこともなく、よく食べよく歩き、一時一人が行方不明になり青ざめましたが、大事に至ることもなく、本当に楽しく過ごすことができました。

今、ホッとしています。今回うまく行ったことの要因のいくつかを。
一つ。スマホ時代です。Wi-Fiは韓国はとても進んでいて、ほとんどのお店やカフェやホテルでは独自のWi-Fiを設定していてそれが使えますが、移動中や小さなお店では使えません。で、事前にKONESTで予約していて、空港で借りました。一つのルーターで12本設定できるとのことで、空港からのリムジンバスの中で、全員のスマホの設定をしました。大活躍のルーターでしたが、帰る直前に空港で返却した時の金額は、2日で6600ウォン、約700円で済みました。

両替ですが、たちまち必要なので空港の銀行で両替してもらったら、えらくレートが悪くて、9.1。1万円が9万1千円にしかなりませんでした。両替して頂いた後、ふと立っている人を見つけて、両替?と聞くと、うなづいたので、お願いしますと言ったら、隅の方の目立たない所に連れて行ってもらって、座って替えてもらいました。なんと、9.6でした。うんと後、ガイドのキムさんにレートのいい換金所と教えて頂いた所でも、9.6でした。

ジャンボタクシーを予約していたのですが、これが単なる運転手さんでなく、きわめて優秀で親切で人柄の良いガイドさんで、ずいぶんいろいろと気を使って下さって、こちらの意向を聴きながら、これまで知らなかった素敵な所に連れて行って下さいました。このガイドさん、キムさんのおかげで、とても効率的で安全で有益な体験をすることができました。これらは、ぼちぼちとお知らせしますね。午後3時から10時までの7時間の約束で、高速代や駐車場代、キムさんの夕食代などすべてを含めて、22万ウォン。一人当たり約2500円で済みました。

翌日は、一転して地下鉄で移動。初めはうろうろとしましたが、もう乗り方がよく分かって勉強になりました。国際通り、農協のモールなどに行きましたが、交通費がとても安くて済みました。ただ、階段を含めてとても沢山歩かないといけないので、疲れましたよ。

これは、着いてすぐの初めての食事、昼ご飯です。超豪華でした。昼間っからビールです。真ん中の鍋、これはなんという料理ですか?と聞かれたので、「味噌汁」というと、みんなずっこけました。テンジャンチゲ、すなわち味噌汁ですが、カニや貝が入って、海鮮味のとても濃厚な味噌汁でした。ごはんは、中を食べた後のおこげにお湯を入れて、おかゆにして食べます。なつめや豆やお芋の入った、豪華なごはんでした。


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まだ続きますね。

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