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産婦人科医のための女性医療保険セミナー(避妊教育事例検討会)②

くじ引きで集まった私たちのグループの課題は、「9」。「あなたは誰かに支配されていませんか?気づけば言いなりの親子関係、自分の未来を自分の物とするためにはどう向き合っていくか!を考えるための高校生向きのスライド」でした。

ディスカッションで、途中まで話して私はぬけましたが、帰ってみると、プレゼンの中身は出来ていました。といっっても大雑把に。寸劇をすることになっていました。

私が医師で、山本先生が高校生のお母さん、お母さんに連れた来られた女子高校生は、メーカーから参加しているAさん。ここまでが第一部、第二部は、成人して会社に入った働く男性と上司。第一部、第二部共に、寸劇の後、神の声、これは平岡先生からの一言がある、というストーリーです。

私と山本先生には、簡単に「こんなことを聞くからね」と、これは診察室で聞いていることそのままに。それで、一切子どもには話させずに、自分ですべて話す母親を演じてもらいました。よく見られることです。

高校生のお嬢さんの月経をすべて母親が把握し、いつあったか、母親が手帳に印し、量までも。そんなお母さんは、お嬢さんが生理痛で苦しんでも、カイロをおなかに貼って寝かせるくらいで、決してお薬は飲ませません。

そんな母親の姿を山本先生は素晴らしく演じて、やんやの大喝采でした。最後に、「お母さんね、高校生にもなったら、自分の体のことは自分で話せるようにしませんか」と言って、参加者の方を向いて「皆さん、こんな患者さん診ませんか?」というと、一斉に「いるいる~」と声が上がりました。

そのあとは、社会人のパワハラについて演じました。山本先生の、子どもを押しのけて前に出て、全て自分で話し続ける名演技で、全体として私たちのグループは大成功でした。

子育ての目的の一つは、いかに独立した大人を作るかという事でもあります。性教育は、その課題に最も関連した教育です。豊かな人間関係を作ること。一方的に支配したりされたりするのでなく、対等な関係で。

今回のスライドづくりとプレゼン、とっても良かったと思います。心配した「バーチャル」「知的障がいのある生徒への」「何歳からセックスをしてもいいのか」そして、「メンヘラ」、どれもよく突っ込んで話し合いがされていました。

「メンヘラ」については、会場から「メンヘラ呼ぶことで傷着く、障がいを持った人たちがいるのではないか」という意見も出て、それについての議論もありました。そこで初めて知ったのですが、「メンヘラちゃん」という、心に病を持つ少女と友人たちとの交流を描く漫画が大ヒットしているのですね。早速買おうとしてのですが、今はウェブ版しか売られていないようで、今度ブックオフに行ってみようと思います。

それから、「何歳から」というのは、「日本の法律では性の同意年齢は13歳と定められているけれど、年齢で決められるものではない。何歳でもまだ資格のない人はいる」というディスカッションの結果がプレゼンされて、内心大拍手しました。そう。同意のない、アルコールや薬物を使ったり、集団でだったりのレイプする人たちには、セックスする資格はないのですよね。

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性教育の分野では、若い人たちが次々と育っている、言いたいことは言ったし、もうそろそろ私はいいかな?と、それを実感したとてもうれしい時間でした。

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