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さようなら原発ヒロシマ集会③

おしどりマコ・ケンさんの講演は多岐に渡りましたが、その中でとても気になったり感動したことを二つ。

一つは、福島の農業のこと。私たちは、福島の農産物の放射線濃度ばかりに気を取られています。しかし、この度指摘された問題は農業に従事する人たちの健康のことでした。

2017年4月26日、福島県農民連の国会内での院内集会が開かれました。そこにお二人が参加されてのことです。

多くの農地にはセシウムがまだ高濃度に残っていると。そこでの農産物には、農地にカリウムをたくさん撒きなさいという指導がなされたと。すると植物はセシウムのかわりにカリウムを吸い込み、それによって農産物中のセシウムはほとんど検出されなくなったのだそうです。しかし、その農地で作業をする農民の方たちは、土ぼこりなどにより、セシウムを吸い込んでしまいます。

その方たちへの指導では、マスクをしましょうと、帰ったら、すぐに「鼻をかみましょう」「うがいをしましょう」それにより、鼻の粘膜についたセシウムを排出することができると。また、除染ですが、農地に行く途中の道路の多くは、除染されていないと。毎日そこを通って農地に行くのだと。その方たちに県は、まだ放射線が高濃度の所は、「息を止めて、できるだけ早く駆け抜けましょう」と、こんなこと指導がなされているのだと。

それから、お二人はドイツに招かれて、多くのところで講演をして回ったと。大学や高校でも。そこでの生徒、学生たちは、とても熱心で、講演の途中でも後でも、どんどんと質問の手が上がると。とても詳しく勉強していて、質問の内容も高度なものなのだと。

例えば、「フクシマ原発が壊れたのは、ほんとうに津波のせいなのか、その前の地震で壊れているのではないのか」と。「地震が多い日本では、地震で壊れたというのはまずくて、めったに起こらない津波での事故だと言わないと、これからに都合が悪いのではないか」と。彼は、インタ―ネットの英語版で沢山の原発の記事を読んでそう確信を持ったと言うのだそうです。

別の学生ですが、すごい質問をするので、どうしてこんなに多くのことを勉強しているのかと尋ねたら、「自分は大人になったら、第三次世界大戦を防ぐような仕事をしたいのだと。その目的をもって勉強をしている」と言ったと。

校長先生がおっしゃったと。ドイツは、あのナチスを投票で選んでしまったという大変な間違いを犯したと。まさか、ナチスがこんな方向に行くとは思っていなかった、しかし、声を上げることもできず、ずるずると引きずりこまれて行ってしまったと。その間違いの反省から、子どもたちには、自分で考えて、自分で声を上げ、行動することができるように、そういう教育をしていると言われたのだそうです。

これは、すごいことですね。日本はまるで反対なのですから。声を上げないで、言われたことを素直に聞き、黙々と仕事をするように、そんな人を作る教育をしていると、私は痛感しています。ドイツの教育のすばらしさは何度も聴いてはいますが、今回も感動をもって聞かせて頂きました。

おしどりマコ・ケンさん、ほんとうに素晴らしい。今回は時間の関係で、子どもの甲状腺がんのことについてのお話を伺うことができませんでした。それがとても残念で。いつか、またこれも含めてお話を伺いたいと思います。

本当に本当にありがとうございました。

会では、沢山の資料をいただきました。これから、時間をかけて読ませて頂きます。

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会場でご挨拶をした伊方原発広島裁判原告団の団長さんの堀江壯さんが、カバンをごそごそしてこんな手作りの鉛筆をくださいました。一本は私が、一本は浜中先生が頂きました。ありがとうございます。

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主催者の皆様、ありがとうございました。これから、自分は何をすべきか、考え、行動しましょう。

この会の後、原爆ドーム前に場を移して集会とデモ行進が行われました。その会でお話しされる人見やよいさんです。

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