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性教協中国ブロックセミナーでの針間先生のお話。

昨日は、山口県徳山市での性教協中国ブロックのセミナーでした。午前中は三つの分科会。私たちはその一つで「多様な性の基本のき~きめ細かな対応のために~」をスクールカウンセラーの中島さん、小学校理科教師の城さん、そして私の三人で行いました。この三人の組み合わせでは三回目です。前回は昨年夏、性教協の全国大会の分科会で行いました。それから、三人とも少しずつバージョンアップして楽しくすることができました。

午後は、東京、お茶の水のはりまメンタルクリニックの針間克己先生のお話、「一人ひとりの性を大切にして生きる~多様なセクシュアリティへの理解と対応~」を聞きました。配布されたプログラムでは次のように紹介してあります。

『宇部市出身。「性同一性障害の性別の取り扱いの特例に関する法律」の立法に際して国会議員の勉強会の講師を務められた医学博士です。「一人ひとりの性を大切にして生きる-
インターセックス。姓同一性紹介、同性愛、性暴力への視点」をはじめ多くの著書があります。』
それはそれは楽しく有益なお話でした。

例えば、Sexualityや性別、性自認、性指向などの語源など、これまで考えてもみなかったことを教えて頂きました。歴史から来ているこれらのことばの考察、楽しいですねえ。もっと、レズビアンの語源、ゲイの語源も。ギリシャの女流詩人サッフォーは女性同士の恋愛の詩を書いたと。レスボス島を舞台にした恋愛であったと。その島から来ているが、今、レスボス島を検索すると、トルコのすぐ先にあり、イスラムから見てはじめてのEUであり、多くの難民が押し寄せた島であると。その島に難民が押し寄せたことは知っってはいても、それがレズビアンの語源となった島であるなんて、全く知りませんでしたよ。


それから、ゲイやバイセクシャルの芸能人の話とか。日本での当事者や世界での同性愛の人たちの歴史や頑張りとか。


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うんちくがあって、私たちの視野をうんと広げて頂きました。

いくつか、印象に残ったことを。ランダムですみません。

なぜジャンヌダルクが処刑されたかとか。なぜドイツナチスは同性愛の人たちをホロコーストで殺害したかとか。

日本が性同一性障害の人達の戸籍の変更が可能である法律ができた2003年。イギリスでは、世界で初めて手術をしなくとも性が変更できるようになったこと。

日本では、2016年までに6906人が戸籍の変更をしたと。

それから、思春期の性別違和について。

1.思春期は性別違和が強い/強まる時期である。
2.思春期は性別違和が不確実/不確定な可能性がある。
3.よって、その対応には一層の考慮を要する。

それから、子どもの性同一性障害について

・大人の性同一性障害は子どものころから、と振り返る。
・しかし、子どもの性同一性障害がすべて、大人の性同一性障害になるわけではない。
・違和感がなくなる場合や、同性愛になる場合も。

大切なのは、見守ること。受け入れること。知識を伝えること。よりよい自己決定の援助であること。

目標は、自己肯定感の向上であり、QOLの向上であること。

これらの事をこころして今後の診療に当たりたいと思います。針間先生と、山口のスタッフの皆様に感謝します。

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