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産婦人科の現場から、年末年始を通して③

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こんなことなので、おめでとうございますが言えなくてすみません。子どもたちも帰ってこないし、二人でデレッとしています。どこか行こうか、と言っても、ウーンと気のなさそうな返事が返るだけ。このままで休みが過ぎていくのは恐怖です。どこにも行かないのなら、私が行ける所はクリニックだけなので、出かけて雑用を片付けようと思います。別府に持って行ったレセプトも結局手付かずで持ち帰ったし。情けないことです。

昨日の続きを書きますね。子どもたちへのプライベートゾーン、それの意味を分かっていたただけましたでしょうか。「自分だけが触ってもいい所」。子育てをする人は、自分の性器を触っている子どもの姿を見ると、「触ってはいけません」と言いがちです。そうではなく、「人に触わらせてはいけない所、他人のも触ってはいけない所」としてプライベートゾーンがあるという事です。

「私の体」意識、「私の体は私の物」を幼児からしっかり植え付けてほしいのです。

NHKで取り上げていた子ども同士の性的問題行動は、性教育で解決できる問題です。

でも、この社会には、幼児や子どもを対象にした性犯罪がとても多いのですね。それも、全く知らない人からというのもありますが、保育士や教師などの知った人、それから近所の人や身内、特に母親の再婚相手の義父、義兄、それどころか、実父、実兄からというのもあります。
それは、決して本人の問題ではありません。性犯罪を犯す人の問題なのですね。でも、子どもでも、そのような被害に遭った時に、それを誰にも言わず、一人抱え込むことが多いのです。

その加害者は、必ず「誰にも言うなよ」と脅迫します。

私は、小さい時から、「だれにも言うなよ」という約束は、守ってはいけないよ、と伝えてほしいのです。「誰にもいうなよ」と言われたら、早くそのことを誰かに言いましょうと伝えておいてほしいのです。

誰か一人、それを言える人、できれば大人を探しましょう。大人は、きっと助けてくれる、もしその助けてくれなかったら、ほかの大人を探しましょう。大人がいなかったら、お友達でもいいかもしれない、お友達が自分の親に話してくれるかもしれない、そんなことを伝えておいてほしいのです。

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この事件はまだ記憶に新しいですね。多くの少女たちが教師にわいせつなことをされ、その上に「だれにもいうなよ」と言われ、小さな胸を痛め続けて本当につらかったことでしょう。それだけでなく、小学校の教師が担任の少女と性的な関係になっているのがばれそうになって、その少女を殺してしまったという、これも広島県の事件も忘れません。この今もそのような犯罪が行われ続けていることを、性暴力ワンストップセンターにかかわって、痛感しています。

この社会には、幼児性愛の大人も沢山いることを知らないといけません。これは、決して被害に遭った少女(今、少年の被害もあります)の責任ではなく、あくまでも大人の責任なのです。

子どもたちにとても残念なことではありますが、世の中にはそのような人もいること、そんなことがあったら、早く言ってね、とも伝えておくことも大切なことと思います。

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