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義父の刀

まだ別府にいます。昨夜遅く1時に着いて、冷え切った部屋でなかなか寝られず、また今日は朝から動きまわって、やっと今ひと段落です。やれやれ、疲れました。

四十九日の引き出物の買い物をしました。

そして、大問題は、父の刀でした。父は元職業軍人です。先祖は元寇の河野通有。ずっと代々男には通がついています。父も夫も息子も、いとこもみんな通〇です。

その父は、刀をもっていました。父が亡くなって今年の夏が十七回忌でした。その間、刀はそのままになっていました。母が何とかしたのかと思っていたら、母が亡くなって、ものの整理をしていたら、刀が一本出てきたと。河野の記憶ではたしか4本あるのではないかと。それも安土桃山時代の物だと。

夫と2人でそれを探しました。そして4本の刀が出てきました。刀の登録や所持許可証もありました。名前が父のままです。これはちゃんとしなければ、銃刀類の不法所持になるのではないかと。早く届け出た方がいいと。

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何をどうするかもわからないままに、とにかく教育委員会だと。刀4本車に積んで、実家は日出町ですので、日出町の教育委員会に行きました。そしたら、担当の文化財の関係は全然違う場所で日出町の歴史民俗資料館の中にあると。そこを探していきました。


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日出町の城下カレイは知っていますが、その城の跡に初めて行きました。担当の方を訪ねて行ったら、これは県の仕事だと。県庁の教育委員会の文化課だと。

一気に済ませてしまおうと、今度は、大分まで走りました。

県庁の本館ではなく、県庁の別館でした。色々人に尋ねながら、やっと担当の方にたどり着きました。

事情を話して、所持者の名前の変更の方法を教えて頂いて、書類を刀4本分、夫と手分けしてその場で書きました。ありがたいことに、許可はすんなり出ました。一応届け出ましたが、さて、この刀、誰がどこで所持するのでしょう。今後が楽しみです。夫は、いろいろあって腹を立てていて、すべての相続を放棄すると言っています。

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こんなことで一日がつぶれました。これからトロトロと広島に帰ります。


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コメント

備前長船刀剣博物館に鑑定を依頼してみられたら如何でしょう。大切に預かってくださるかもしれませんよ。それはさておき、①戦時中の供出要請にも従わず、②戦後間もなく、アメリカ軍が探知機器を使って刀剣などはすぐに見つけてしまうという噂が広まる中においても守り抜いてこられた、庶民の誇り・したたかさを示す刀じゃないかなと思いますが。

投稿: たたら | 2017年12月21日 (木) 22時45分

お疲れ様でした。
最近ブログをほとんど見ないので、喪中のお葉書をいただくまでお義母様のお亡くなりになったこと、その後の大変だったことを先ほどやっと知りました。
本当に大変だったのですね。
ブログによるとつい最近我が家の近くにおいでだったことを知りました。藤森神社などというローカルな神社まで紹介頂いて驚いています。
最近、素敵な野菜をメインにしたお店を知りました。京都駅から地下鉄で10分ぐらいのところです。八百屋さんがやっているお店です。今度来られた時は是非、そこで食事しましょう。

投稿: yaasan | 2017年12月22日 (金) 03時02分

本当にお疲れの一年でした。河野家は古い家柄なのですね。私も本家の骨董を受け継ぎ厄介しています。ダンナの言うとおり、放棄は賢い方法ですが、刀はさほど
面積をとりませんので受け継いだらいかが?安土桃山期のものでしたら、私の勘では、一振り500万円、良いものですと700~1000万の相場だと思います。
 伝統ある河野家のシンボルとしても継がれた方がいいですよ。よいお年をお迎えください!

投稿: 無冠の諦王 | 2017年12月22日 (金) 10時24分

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