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性暴力の被害に遭うということ④人は立ち直ることができる

とてもひどい環境の家庭に育ち、父親や兄たちの虐待に遭いながらも、オルガさんは弁護士になり、今、パートナーと幸せな人生を生きています。

今、性暴力のワンストップセンターの活動をしながら、過去の被害、特に子どものころの被害からずっと立ち直れない人や、突然フラッシュバックに襲われ、今の生活も継続できないほど苦しむ人にも出会ってきています。

オルガさんは、どうやって生き抜き、今の生活を切り開いてこられたのでしょうか。被害に遭った時、または遭い続けている時、どんな人に出会い、どうケアしてもらえたのか、それが大きなカギとなります。

講演では、お隣に住むおばあさんが、彼女に起こっていることを知り、様々にケアをして下さったと。時には、父親をたしなめてもくれたけれど、その後には父親からのひどい仕返しもあったと。でも、そのおばあさんは、いろいろと虐待から逃げる方法を教えてもくれたし、希望をもって生きること、学校に行って学ぶことの大切さも教えてもらったと。彼女は、そのおばあさんに出会わなかったら、今の自分はなかったと言われました。

学校の先生も家にいなくてもいいようにいろいろと配慮してくれたこと。さらに学校では、危ないことになった時に警察を呼んでいいということをも教えられました。そこで、父親が暴れている時に彼女は警察を呼んだと。そしたら、父親も母親も虐待や乱暴の事実を隠したそうです。でも、警察が帰る時に、一人の警察官が彼女の顔までしゃがんで「切羽詰まった時には、連絡していいんだよ」と教えてくれたのだと。それでも、警察官が帰った後に、もっとひどいことが起こりました。彼女のかわいがっていた犬を彼女の前で殺したのだと。その時に彼女の母親も彼女が警察に通報したことを怒った理由が分かったのだと。もっとひどい仕返しが待っていたから。

オルガさんの著書がやっと日本でも翻訳され出版されました。先日開かれた「全国シェルターシンポジウム」の会場では出版されたばかりの本が販売されたそうです。私は、アマゾンで予約したので多分今日届くはずです。もう、楽しみで。

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もう少し、この件についてお話します。「乱暴されたときに抵抗すること」「なぜいやといわなかったの?」ということなどについてお話しなければなりません。

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コメント

気骨ある女性だと想いをはせながらも、女性がなかなかパワーハラスメントやいろんな嫌がらせや行政の無関心などから逃げるためにも必要な本だと思います。

投稿: 愛ちゃん | 2017年10月 3日 (火) 18時33分

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