「産婦人科医のための女性保健医療セミナー」
昨日遅くに広島に帰って来ました。昨日は、「産婦人科医のための女性保健医療セミナー」でした。10時半から16時までびっしりのスケジュール。
この会でのみ会える先生方にもたくさん会えてうれしかったです。
私が行なっている福島の甲状腺がんの子どもの支援や広島での甲状腺の検診を兼ねた保養について、いつも寄付をしていただいている先生にもお会いしました。
「先生、いつもご寄付をありがとうございます。」というと、「そんな、頭を下げたりしないでください。僕たちがやらないといけないことをやって頂いていることを本当にありがたいと思っているのですから。」と言われて、なんといい先生なのかと改めて感激しました。
そんな気の合う、全国の先生たちとの集まり、年二回の貴重な会で学ぶことができました。
中でも、 最後の講演、村中璃子先生の「子宮頸がんワクチン」のお話には、感銘を受けました。世界中でうたれているこのワクチン、多くの若い人たちが子宮頸がんに罹っている現実を診ている私たち産婦人科医なら、皆さんワクチンをうって予防してほしいと願っています。
村中先生は、医師でもありジャーナリストでもあります。ワクチンの副作用について科学的に記事を書くことで、様々な圧力や妨害に会いながらも、孤軍奮闘、頑張り続けていらっしゃいます。
これ以上彼女一人の闘いにさせるのではなく、私たち一人一人がこれからどうこの問題に取り組んでいくのか、考え、活動すべきと思います。
ここに「守れる命を守る会」の公式ホームページがあります。
https://www.mamoreruinochi.com/
そのトップには、次のように書かれています。
「守れる命を守る会」は、科学的根拠に基づいた言論活動を支援する団体です。医学・科学の専門家、ジャーナリスト、法律家などとの交流及び協力を行い、科学的な言論活動に対する誹謗、中傷、訴訟などを受けた者に対する人的物質的支援を行います。
全国の医師、ジャーナリスト、弁護士のほか、幅広い分野の方々からご賛同いただいております」
村中先生が向き合っている訴訟の記録などたくさんの資料が掲載されています。名古屋市が行い、結果、ワクチンをうった人とうたない人との間に副作用と言われる症状の発症に差がなかったというデータも。さらに、信州大学のドクターが行ったワクチンをうったマウスの脳に異常が見られたという研究が、いかにでっちあげであるかということも詳しく述べられています。これらについて、もう少しちゃんとここにも書きたいと思います。
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