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「女性アスリート診療のための講習会」3.

では、無月経の治療はどうしましょう、ということなのですが。これがとても難しいのです。

いえ利用可能エネルギー不足は、これは食べる量を増やすか、運動量を減らせばいいのですぐにでもできることなのですが、無月経の治療や骨量を増やすことは、とても時間がかかります。年単位です。ですから、ははじめっからそこに陥ることがないような指導が問われます。

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が、こちらとしては治療が分かっていても、スポーツの現場の指導者の方たちと方針が異なってしまうと、本人に混乱が起きてしまいます。もちろん、強制もできませんし。本人や保護者の方たちがどうこれをとらえて、どうしたいのかが一番大切なことですね。それは、その後のこれからの彼女たちの生き方にもつながってきます。

アメリカなどは、もうすっきりしていて、無月経に陥った女性には競技に参加させないという手段がとられています。


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まだ、競技と月経がぶつかるときの調整、ピル、OCの服用の仕方などについての講義もありました。海外のアスリートのOC使用率は、2008年で80%。でも、日本のアスリートは2012年のロンドンオリンピックの出場選手は7%、2016年のリオオリンピックの出場選手でも、27.4%なのですね。
これらの講義の後、私は質問をしました。現場の指導者の方とぶつかることがあります。まだ、「月経がないくらいの方が記録は伸びる」とか、月経は無視してとても厳しい減量を求める方もいらっしゃいます。今、そのような指導者の方たち、文科省、教育委員会、体育の教師、そして部外のコーチなどに、このようなことがどこまで広められているのでしょうかと。

百枝先生のお答では、まず受け入れ側の医師の講習から、ということで、全国でこのような講習を行っていると。そして、スポーツを指導する側の方たちにもずいぶんと広げてきていると。しかし、思春期のころから、そのような厳しい減量を強いることなどをすると、その選手は、必ずつぶれます。オリンピックの選手などは、思春期の頃にはまだそう目立った記録などは出していない人が大成しています。しかし、現実にスポーツの指導をしている方たちにこのような講演をすると、かなり反発をされることも確かですね。ということでした。

また、明日に続きますね。

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