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もう一度、大田洋子さん、山代巴さん。

昨夜から、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の実行委員会でした。昨夜は、私のマンションで泊まり込みで。今日の午後からはクリニックに場所を移動してずっと話し合いでした。いつも朝書くブログも、みんなと話しながらの朝ごはん、片付け、移動と、フル回転で書くこともできませんでした。

先ほど、すべて終わって、近くの喫茶「ゲートイン」で二次会をして、みんなとお別れをして、そしていま一人になって、パソコンと向き合っています。


昨日私が書いたブログに、主ににフェイスブックでたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございました。 人の批判を書くのは、勇気がいるものです。まして、あれだけの大ヒットしている漫画、映画なのですもの。

私は、ずっとこのことに疑問を持っていました。やっぱりこれを書こうと思ったのは、8.6の後にはだしのゲンの中沢啓治さんの奥様との食事会の時です。中沢さんが健在の時、何か月かに一回は私たち夫婦と中沢さんご夫妻とで食事会をしていました。亡くなった後は、奥様と、元原爆資料館の館長だったMさんご夫妻の5人で食事会は続いています。

その時に、こうの史代さんの漫画の話になったのです。「夕凪の街  桜の国」。中沢さんが、マスコミにこの漫画の感想を聞かれてコメントしていらっしゃるのを読んだことがあります。

中沢さんは、この漫画のタイトルを聞いたとき、「夕凪の街」言うたら、大田洋子じゃろう。大田洋子の小説を漫画にしたんかの? と疑問を持たれたと。そして、その漫画を買って読んだと。そしたら、全然違う。違うのにおんなじタイトルにしたんかと。

この度の「この世界の片隅に」は、山代巴さんの「この世界の片隅で」というタイトルの本があります、と私は言いました。そしたら、その漫画を書かれるときに、原爆の参考にしたいからとこうのさん自身ではなく、編集者の方から連絡があったと。そして、中沢さんも山代さんの本を読みたいとおっしゃるので、その場で、アイパッドで、中沢さんのとMさん夫妻のと私たちのと三冊すぐにアマゾンで申し込みました。

そのほかの本も、次々に読み、そして、最後はもう一度、今年の平和講演の演者、永田浩三さんの本です。

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この本には、被爆後、広島の表現者たちがどんな辛苦の中で、それこそ命を懸けて表現することをしたか、詳細に書かれています。峠三吉の、川手健の、原民喜の、そして大田洋子、山代巴、それぞれの死に様も詳しく書かれています。川手健さん、原民喜さんの自殺の様子、大田洋子さんが人々から攻められた様子、改めて、涙がこぼれました。本当にこの方たちは、命掛けで生き、闘ったのだと。


永田浩三さんは、昨年、私に「言葉と勇気」と書いて下さいました。ああ、そうだったと。ありがたくて。

今日の実行委員会でもいろいろと話が出たのですが、今、日本中に「原爆文学」は、全く知られていないと思います。大田洋子も山代巴も。山代巴は、「荷車の歌」で少しは知っている人がいるかもしれないけれど。まして、大田洋子の「夕凪の街と人と」「桜の国」という小説や、山代巴の「この世界の片隅で」を知っている人は少ないでしょう。今回、こんな本があるのですよとお知らせしただけでも良かったかも、と、自分で慰めています。


最後に私のブログにフェイスブックでコメントを下さった「Kazumi I」さんのコメントを転載させていただきます。Kazumiさん、皆様、ありがとうございました。

『タイトルの問題もあると思います。私のとまどいは、原爆について、こんなに漂白されたものを受け取っていいのだろうか、ということだったような気がします。何と比べての漂白感かというと、やはり大田洋子さんや山代巴さんの本の世界と比べての漂白感ということになると思います。もちろん、史代さんなりの漂白あって、この時代に広く読まれて映画にもなったわけですけど、これでいいとも思えない、ようなこの感じは、何でしょうね。山代巴さんの本の復刊につながったことはよかったと思います。』


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