男性の性教育②高校一年生の感想文から
今年の4月、おかやま山陽高校で1年生全員に行った講演の感想文を転載します。
まず、女子生徒の感想から。裏まで使って一杯書いてくれました。
「今日は、私たちのための講演会をありがとうございました。先生はお仕事などでお忙しいのに大切な時間を削ってまで講演会を開いてくれたこと、そして遠いところから車で来てくれたことに心から感謝します。
最初、おかやま山陽に来ることが楽しみだと言ってくれたこと・・・私に対して言ったわけではないはずなのに嬉しかったです。そして先生の最初の自己紹介で先生の命に対しての想いが伝わってきました。
やはり先生という仕事は、誕生をみて死をみる仕事なのかと思いましたが、先生の話を聞いていると、死をみる事はつらいけれどいつまでも悲しむのではなく、次また同じ状態になった時、どうすれば1秒でも命をつなげられるのかを考えるようにしているのかなと思いました。
先生は、私たちが無知だと言いました。正直、ドキッとしました。私たちが無知故に最近は若い人が「性」について知らないのに子どもを身ごもってしまうことが多い事を学びました。私たちはまず、きちんと「性」について学ばなければならないと思いました。
男性、女性に関わらずきちんと「性」について学ぶべきだと思いました。先生が言ったとうり、女性に対しての性教育はよく聞くけれど、男性に対しての性教育はあまり聞かないので男性に対しても性教育は大切だと思いました。
たとえ家族でもプライバシーを考えなければならないと思いました。普通に入っていた親の寝室もプライバシーを意識して出入りをしようと思いました。
先生の説明の仕方に驚きました。私たちにおどすように説明するのかと思いましたが、きちんと私たちが勘違いしている事を正しく教えてくれていました。(例:ペニスの長さ大きさ、包茎は問題ないことなど)
生理のことなどについても、きちんと隠さず、先生や親に言うことは大切だと思いました。きちんと相談して、きちんと自分の体について知る。私たちはそれを意識することが大切だと思いました。
両親が痛いおもいをして、生み与えてくれたこの命を大切にしなければならないと思いました。」
「今日は、私たちのためにわざわざおかやま山陽高校へきてとっても大事なお話をして下さりありがとうございました。今まで、周りから自然と入ってくる情報を信じて取り入れていたけれど、世間からの情報は、まちがいばかりで、信じてしまうことでなやみが増えてしまったりと、情報は自分で、見て、聴いたことしか信じないほうがいいんだなと思いました。
映画は20分という短いものでしたが、その中に大事なこと、私たちが大人になって、知っておかなくてはならないことが沢山つまっていて、とても勉強になりました。特に、赤ちゃんの性別は受精した時からもう分かっているという事を初めて知りとても驚きました。
また、河野先生のお話、一つ一つがとても心にひびいてきました。
話し方も、声のかけ方も、今まで見て来た人のお話を話して下さる度、ほんとうに心に刺さりました。なぐさめる時に、先生がかけられた言葉に度を聞いた時、頭の中で映像が浮かび、涙が出そうになりました。
これから先、私たちが間違いをおかさないためにも、大事な話をして下さり、本当に、これからの人生、生活の仕方、恋愛も、改めて一つ一つ慎重に良く考えて、行動していこうと思いました。」
この項、まだ続きます。男子生徒の感想も転載したいと思います。
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