男性の性教育④男子生徒の感想文2
男子高校生の感想文、昨日の続きです。
「今回の講演で子どもについて良く考えることが武器ました。子どもを出産するときは、とてもつらくて大変で、女子を大切にしようと思いました。
いろいろと気になっていたことが改善できました。
僕には彼女がしませんが、彼女ができたら今回学んだことを思いだして付き合おうと思います。性は恥ずかしい物ではなく、大切な物だと知ることが出来ました。
将来こどもにも伝えたいと思います。今回はありがとうございました。」
「性というのは恥ずかしいものではない。
家庭内でのプライバシーを大切にすること。
自分の性器のことで悩む必要などはない。
自己主張することはとても大切である。
自分の体は自分で守ること。する前に子どもができた時のことをよく考える。育てることができないのなら最初っからやらない。できてからでは遅いということ。
今の世の中性に対する考えが低いことが原因で子どもの時に妊娠してしまう。だから性に対する考え方を変えていく必要がある。今日の会をきいて性に対する考え方が変わった。とても勉強になりました。
今日は広島から遠い中わざわざ来て下さりありがとうございました。」
「僕は、性行為について軽くかんがえていたことが分かりました。
コンドームを使えば絶対に妊娠しないと思っていたけど絶対に妊娠しないとは言い切れないことが分かりました。
他にも外にだしても性行為をやっている時にでる粘液に少し含まれた精子で妊娠したり、安全日だとか言ってコンドームを使わずに性行為をして妊娠したりすることがあることが分かりました。
女性に妊娠させて自分は逃げる男性がいることにはビックリしました。子どもを作った後のことを考えず、性行為をやり、子どもができたら逃げる男性は同じ男でも最低なやつだと思いました。最低なやつと同じことをやらないために、自分の事より相手の事を考えて、先の事をよく考えてから性行為をやろうと思いました。」
「今日はすごく自分のためになる話をきけてよかったです。
やる時は自分の事や相手のことなど、育てられるかなどの事を相手としっかり話しあってやることを学びました。コンドームをつけても妊娠するということを知りました。
絶対レイプなどをしてはいけないと思った。
次に生かしていきたいと思います。自分の子ができたらこういうこともも伝えて行きたいと思います。」
感想文は立派なことを書いても、本当に分かっていて、行動変容を起こしはしないと言う人がいます。私はたった一回私の話を聞いただけですべて分かったでしょうなんて思い上がってはいません。
ただ、これだけ膨大な情報が広まっている今、一度はこういう話をぶつけておく、それをどれだけ心に留めてもらうように伝えるか、それが勝負と思っています。すべての生徒の感想文を読むことで、ああ、ここはこう工夫すべきだった、これはこう誤解を招く恐れがあるなとか、この話は良く分かってくれたなあとか、とても勉強になります。一生懸命感想文を書いてくれた生徒さん、指導して下さる先生方、本当にありがとうございました。毎年お話をさせて戴けることがまた私の励みにもなっています。またお会いできますことを。
今日は、すでにお伝えしている性教協の例会です。昨夜遅くまでかかって資料の見直し、印刷等をしました。多くの方にお会いできますように。
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