「標的の島 風かたか」
昨夜、診療後横川シネマに急いで、映画「標的の島 風かたか」を見に行きました。好きな三上智恵監督の最新作。「標的の島」、「戦場ぬ止み」の二作も見ています。本当は日曜日16日に、三上監督が来られるというので、行きたくて。学会を抜けて行こうかと迷いました。が。三上監督の話なら聞きたい。でも、きらいな人が一緒だというので、その人の話も聞かないといけないのなら、ごめんだと。いつか一人で映画を見に行こうと思っていました。
「風かたか」とは、風よけ、防波堤の事。2016年夏、米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民集会で、稲嶺名護市長が「我々は、また命を救う『風かたか』になれなかった」と言いました。
辺野古、高江、宮古、石垣。全国から機動隊を集め、反対する彼らを痛めつけ、基地を作ろうとする。この国は、一体いつまで、沖縄の人たちに負担をかけ続けるのか。やりきれない思いです。映画はやはりすごいとしか言いようなありません。同時に、沖縄の彼らの闘いにうなだれるしかありませんでした。
高江、24時間飛び交うオスプレイの騒音のために、子どもたちが寝られなくて、体調を崩し、避難するしかないということ。
体を張って、非暴力で抵抗する沖縄の人たちの激しい行動、悲しい歌や音楽の数々。そして、何よりリーダーの山城博治さんの人間的魅力。山城さん、末期がんで抗がん剤で治療している体です。この魅力ある人をでっち上げのような理由で五か月も逮捕拘留する権力者たち。胸があふれる思いでした。
横川シネマで4月30日までは10時20分~と19時~。(28日は19時~はなし)5月1日から13日までは10時20分からのみの上映です。見る立場の私たちも、怒りと共に、元気を戴けるような映画でした。
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コメント
映画にさそわれた相手が嫌いだったら好きな映画も楽しみが半減するのはたしかだから、一人でポップコーンつまみながらシートでゆっくりみる方がましです。地方の小規模の映画館は、大手シネマがやらないドキュメンタリーをよくやるので機会があればみにゆきたいですね。シネコンばかりはいやです。
投稿: 愛ちゃん | 2017年4月19日 (水) 10時45分
沖縄の負担軽減が様々なリスクをさけるのかもしれない、全国もちまわりで沖縄がうけもっている米軍基地を移動させるのがかりあげ君にばかにされないようにしていくのがベストだと思います。かりあげ君はミサイルに化学兵器を搭載させて在日米軍基地まで飛ばすといってます、なおかつ飛行機で稼働中の発電所に原爆をおとすことを本気で考えてます。だからこそいま、建前上の原子の光は平和の光だから稼働し続けるのは結構だが彼は、我々の生活さえ潰すつもりだからこそ今発電所は稼働できませんよね、危険すぎます。確かに平和だからこそ原子の光は使えます、平和ではないと使えない発電所だと思います。かりあげ君は早くいなくなってほしいが。すごく彼は、恐ろしいことを考えてるのだと思います。
投稿: 愛ちゃん | 2017年4月19日 (水) 15時42分
被爆72年:三上智恵監督「標的の島 風かたか」PV誌投稿の件:25日届いたPV誌に掲載確認。「多くの広島市民のかたが映画を通して闘う沖縄の人達との連帯を!」。報告まで。
投稿: 小倉っ子 | 2017年4月25日 (火) 08時46分