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「8.6ヒロシマ平和の夕べ2017」②レクイエム碑4章

広島二中一年生の全滅の記録、「いしぶみ」が合唱曲となりました。1969年、被爆当時広島二中の生徒であった広島メンネルコールの指揮者山本定男さんの尽力で、広島二中の先輩薄田純一郎さん作詞、森脇憲三作曲の男性合唱のためのレクイエム「碑」が作られ、翌1970年に発表初演されました。それに至る記録がここに詳しく書かれています。

http://www.hiroshima-maennerchor.net/ishibumi/


10月12日広島市公会堂で開かれた初演。そのアンコールの部分を転載させて頂きます。

アンコール! アンコール! 感動の涙をぬぐっていた白いハンカチが、拍手でうちふられた。その拍手にこたえて客席にふり向いた指揮者の山本定男さんは、客席に静かに語りかけた。
  「このホールの正面に、原爆で全滅した広島二中一年生の『碑』があります。扉を開いて、少年たちにこの歌をおきかせしたいと思いますが・・・・・」。
  大きく開かれた扉の真正面に、花でかざられた石碑が、照明の中で浮かびあがっていた。その石碑にむかってもう一度うたわれる終曲の一節。言葉にならない感動がホールいっぱいにひろがっていった。 十月二日、広島市公会堂でひらかれた同市のアマチュア男声合唱団、広島メンネルコールの第十一回定期演奏会のクライマックスだった。

今では、広島二中の後輩、広島観音高校の音楽部O.B合唱団が毎年この曲の演奏会を行っています。私が聴きに行った演奏会のことを次の二回ブログに書いています。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-03bf.html


http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/86-cc1e.html


2014年のブログに転載しています合唱曲の8章「全滅」は、読むだけでもう涙です。

そして、その4章「川の中で」はこんな詩です。

004
生徒たちと握手してその場で亡くなった先生。この歌詞を読んだだけで、また涙です。この先生は、二中の碑の裏の名前トップに出ている山本信雄先生です。

この先生の遺児が、今、健在で千葉を中心に証言活動をされている!!そんな情報が入って来ました。続きますね。

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コメント

故山本信雄先生のお子さまが首都圏にいていろいろな活動をされているんですね、親思いで素晴らしい。我が子をそういう子に育てたい。シリアの情勢や極東の情勢は不思議ですが平和にたいしてもっと人類はすべきですね。努力が足りないようです。

投稿: 愛ちゃん | 2017年4月10日 (月) 09時36分

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