四国五郎さん、ガタロさん②
四国五郎さんの沢山の話を聞きました。いろいろな活動をされた四国さん、中でも、被爆者に絵を描くことを勧めらる活動をされました。絵に加えてその時の状況を字で書いてもいいからと。
沢山の被爆者が絵をかきました。赤ちゃんを抱いたまま黒焦げになったお母さん。水水とみんなが言いながら亡くなった事とか。四国五郎さんとNHK広島の共同で行った被爆者から募集した絵は、今、8000枚を超えて保存されていると。
四国五郎さんを師と仰ぐガタロさんの最新の絵です。若い人たちに声を上げて欲しいとの思いを込めて書いたと。広島にシールズのような動きが起こらないかと。
後から撮った絵なので、はっきりしませんが、広島の川岸に沢山の人が訴えを書いたのぼりやプラカードを掲げています。「オキナワ」とか、「ヒロシマ忘れません」とか、そして、真ん中の方に「サギ師アベ」と書いた物も。笑いました。でも、ガタロさんにとっては、今の社会、真剣な怒りなのですね。
大変胸に響く対談、本当にありがとうございました。
講演会が終わって外に展示されていました。
四国さんの絵で作られた「平和カレンダー」。かって、広島の学校ではほとんどの教室に平和カレンダーがかけられていました。今、すっかり姿を消しています。平和カレンダーをかけていると、教育委員会の人が視察に来て「まだこんなカレンダーをかけているのですね」と言われて、管理職は真っ青になったと。それは、性教育バッシングと時を同じくしてのことでした。
ああ、今でもこのカレンダーがあれば購入したいですね。昔のでいいから。四国さんの絵のカレンダー、貴重です。ほしいと思いました。
ところで、全く話は異なるのですが。この会の後、一人の方とお話しました。その方に
「先生、お体、大丈夫ですか?」と言われました。「うん? 私は元気ですよ。元気に診療もしているし、講演に走り回っているし。」でも、
「先生は、体調が悪くて、もう今年の8.6ヒロシマ平和の夕べから外れた、もう河野先生はしないからと言われました」と。
「ええっ?誰に言われましたか?」
「○○さんから」
「私は元気だし、今年も8.6ヒロシマ平和の夕べはちゃんとしますよ。今、着々と準備しているし。今年は、またYMCAでするからね。」
このお話、明日に続きます。
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